より路面を捉えやすく、車体挙動も分かりやすく
諸規制に適合化を図った上で、パッケージとしての完成度も高められた現代バイク。もはやカスタム化したりパーツを換えるようなことはあまりないのか……と思うようなケースもあるが、まだまだ手を入れていく箇所はある。
バイクのルックスに満足しているのなら、機能パーツの換装は一番に効果を楽しめ、かつ走りの質も高めてくれる。
その筆頭と言えるのが、サスペンションだ。
基本的にノーマルからのボルトオン互換が可能なのも魅力。うち、車種対応が豊富で、日本人の体格や使い道に沿った国内組み立てを特徴とするのがナイトロンサスペンション。
これはそのデモ車だ。既に’18年初頭からZ900RS対応リヤショック3タイプ(リザーバーありなしや減衰調整機構の違いによる)を展開していたが、’19年前半にはφ25mmピストンを使ったフロントフォークカートリッジNTR TVT/PROを発売した。
Z900RS自体、ノーマルでφ41mm倒立フォークを標準装備し、そこにはカートリッジも内蔵されるが、このNTR TVTに換装することで左に圧、右に伸びの各減衰調整機能調整を分担(ノーマルは左右各圧12/伸び10段)。セッティングの安定性、そしてきめ細かな調整を可能とした。
もちろん減衰自体も上質化し、ブレーキング時の沈み込みも安心感を増し、路面追従性も高めている。
前後で使えばバランスも取りやすくなるし、よりその効果を体感しやすくなるはずだ。カスタムの初めの一歩としても勧めておきたい。
Detailed Description 詳細説明
取材協力:ナイトロンジャパン
記事協力:ヘリテイジ&レジェンズ
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モーターマガジン社 (2019-10-28)