大ヒットシリーズが一層の進化を遂げてデビュー!
日本のみならず、世界中で大ヒットを続けている、カワサキのニンジャ1000が4代目へと進化、欧州仕様が「Ninja1000SX」として登場しました。オールマイティに使えるスポーツモデルとして定評のあるモデルがどう変わったのかに注目です!
スポーティで魅力的なフォルムは継承
好評だったこれまでのスタイリングコンセプトは継承していますが、新型ニンジャ1000はスポーティさにさらなる磨きをかけ、引き締まった印象に進化。ニンジャシリーズの上位モデルにふさわしい高級感も増しています。欧州のカラーは3色をラインアップしています。
フロントマスクは一層引き締まった表情に進化。ニンジャ1000の大きな魅力の一つである、可変式のスクリーンは可動範囲を増して、ツーリングユースの際の利便性を大きく高めています。
ツーリングユースの多いモデルということで、欧州仕様ではたくさんのオプションシートを用意。ローシート、コンフォートシート、コンフォートジェルシートなどがラインアップ、Ninjaロゴの入ったバージョンも合わせると、実にたくさんの選択肢が用意されています。コレ、国内仕様でもぜひ実現してほしいですね!
シート形状も快適性を向上させた新形状に進化、リアビューも少し変わりました。テールランプ、ウインカーはLEDを採用しています。
そして、今回の目玉アイテムの一つがこの4.3インチカラーTFTスクリーン。見やすさが大きく向上した他、今回からスポーツ、ロード、レイン、ライダー(好みのセッティングを保存したモード)の4種類のライディングモードを採用。
トラクションコントロールの介入度とパワーモードを連携して変化させるこのモードの採用で、あらゆるシチュエーションにも即座に対応できるよう進化しています。加えてクルーズコントロールも標準装備。もはやスポーツツアラーとしての装備はパーフェクトです!
メカニズムも充実アップデート!
車体関係は基本的に従来型を引き継ぎますが、各部のセッティングの見直しなどで、より爽快な、より快適なパフォーマンスを実現しています。
エンジンは吸気部分のインテークトランペットの形状を見直し、1番と4番の長さを変更。パワー特性の最適化を図りながら、ライディングモードとの組み合わせで、シチュエーションや好みに応じた特性が選べるようになっています。
クイックシフターのKQSも標準装備。スーパースポーツ用から普及が始まったアイテムですが、ツアラーにもあると非常にありがたい装備なんです!
外観上の特徴でもあった、独特な形状の左右2本出しマフラーは、右1本出しのシンプルなレイアウトに変更。サイレンサー形状はカワサキらしい多角形断面のデザインです。
たくさんの改良を加えて、さらに魅力を磨いた新型ニンジャ1000SX。国内仕様についてのアナウンスはまだですが、コレだけの充実進化なので、日本でも早く乗りたいところです。詳細はまた追ってご紹介します。月刊オートバイ1月号でもキッチリご紹介しますので、そちらもお見逃しなく!
Ninja1000 SX 主なスペックはコチラ!
Ninja1000 SX 主要諸元
全長x全幅x全高 2100x825x1190-1225mm
ホイールベース 1440mm
最低地上高 135mm
シート高 835mm
車重 235kg
タンク容量 19L
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 1043cc
ボアxストローク 77x56mm
圧縮比 11.8:1
最高出力 142PS/10000rpm
最大トルク 11.3kg-m/8000rpm
ブレーキ前・後 φ267mmダブルディスク・φ214mmディスク
タイヤサイズ前・後 120/70ZR17・190/50ZR17