1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ヤマハV MAX 1985 年
ベンチャーロイヤル用の水冷DOHC4バルブV4をベースに、Vブーストによって145馬力を発揮するドラッグスポーツ。0→400m10秒台前半という強烈無比の加速力は、まさにモンスター。シート下に位置するタンクは重心の低下とマスの集中化に加え、独特のデザインを実現。
カワサキエリミネーター900 1985 年
ロー&ロングなドラッグマシン風スタイルと、そのスタイルのイメージ通りの豪快な加速性能を備え、強烈な個性で人気となったモンスターマシン。豪快な加速の源であるエンジンは、スーパースポーツ・GPZ900Rと基本的に共通の水冷直4だが、駆動系はチェーンではなく、シャフトドライブ化されている。
カワサキ GPz400F 1985 年2月
カラーリングを変更。すでに水冷のGPZ400Rが登場していたが、空冷ファンの支持を受けて90年まで市販された。
カワサキ KL600R 1985 年2月
当初は200台限定だったが、ニーズが高まり一般市販された。セルスターターと2軸バランサーを装備し始動と振動を対策、誰もが乗れる造りとした。
ヤマハ AG200 1985 年2月
牧場などで使用されるXT200ベースのモデルで、大型のキャリアや前後フェンダー、フルカバーのチェーンケースは必然の装備。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)