1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ホンダXLR250R 1986 年12 月
85年にデビューして以来、高性能と信頼性で高い評価を得たXLR250Rが初めてマイナーチェンジを受けた。セミダブルクレードルフレームやスリムな形状のタンクなどの採用で2kgの軽量化を達成。プロリンク式リアサスペンションには12段階の減衰力調節機構も装備した。
ヤマハFZR1000 1987 年
クラス最強の135PSをマークするジェネシスエンジン、レースにも使える極太の、自重16kgアルミデルタボックスフレームを採用。φ41mmのフロントフォークにφ320mmのディスクブレーキなど、当時のTT-F1レーサーを軽く超える最高速を気軽に楽しめるパフォーマンスが最大の魅力だった。
スズキ VS750イントルーダーEL 1986 年 9月
随所にクロムメッキを使用しタンクキャップやサイドスタンドには緻密な彫金を施した、ゴージャスな250台の限定モデル。
ホンダ NSR250R 1986 年10月
87年型RS250と同時に開発され、V型90度に配置されたNSシリンダーにRCバルブが組み込まれた。フレームはツインチューブフレームが採用され、前後に17/18インチホイールを装着。当時は峠からサーキットまでNSR一色となったほどの人気モデル。
カワサキ GPZ400S 1986 年10月
実用域重視のコンセプトから生まれたスーパーツイン。フレームはスチール角パイプで、ブレーキはディスク/ドラムと簡素化していた。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)