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第1回/研二のカワサキ「Z2」
研二の永遠の愛車、Z2こと750RS。当初カワサキでは1972年に輸出を開始したZ1をそのまま国内市販する予定だったが、「国内は750㏄まで」というメーカー間の申し合わせが成立し、国内市販がかなわなくなってしまった。そこで、排気量を746㏄にスケールダウン。750RSを1973年3月に発売する。
初登場時はオイルクーラーに集合管を付け、Z750FXのホイールに換装する程度だった研二のZ2。
強敵たちのバトルごとにカスタムレベルは上がり、首都高キングと闘うためにボンバーの杉本鉄彦が渾身のチューンを施したときが最高到達点となる。
パフォーマンスは上がったが、決して乗りやすいマシンではなく、普段はニンジャが愛車のスターダストブラザーズのアキが乗ったときは、「なんなんだ この乗りにくさはッ!?」、「ハンドリングまでメチャ重く扱いにくいッ」と流すのさえ苦労した。
世界でも五指に入るチューナー、杉本がこれまでの最高傑作となるようにチューンした研二のZ2。
フレーム本体には補強が入れられているが、適度のしなりを持たせた首都高向きセッティングとし、エンジン本体はモリワキのレース用フルキット、リアブレーキはフローティングタイプに、前後ホイールはダイマグのマグネシウムキャスト3本スポークに換装。
杉本が「フォークもタイヤもその他いろいろ」というほど、各部に手が入ったモンスターマシンに仕上がっていた。
(次回からはライバルたちのマシンを解説します。お楽しみに!)
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