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第2回/大門恭介のドゥカティ「900MHR」
研二と敵対関係から親友となった恭介が族時代から乗る900MHR(マイク・ヘイルウッド・レプリカ)。
1978年のマン島TTレースにおいて、NCR900TT1を駆るマイク・ヘイルウッドが「無敵艦隊」と呼ばれていたホンダ・ワークスチームを破り、奇跡的な優勝を果たしことを記念したレプリカモデルだ。
発売直後から大反響を呼んだため、80年からレギュラーモデルとなり、84年の1000MHRまで継続して生産された。
兵庫県の大門組組長の息子で、暴走族「魔駑奴愚(マッドドッグ)」のリーダー、大門恭介の愛車がドゥカティ900MHR。
神戸時代や横浜に来た当初はアッパーカウルを残したスタイルだったが、研二の父親が修理した際にネイキッドとなった。カウルの形状やフロントフォーク、およびフロントブレーキの取り付け位置などから、1981~82年式であると思われる。
アンダーカウルを取り外し、アッパーカウルだけという楠先生好みのスタイルだったが、転倒後にネイキッド化。研二との首都高逆走バトルでもこのスタイルだ。
シートカバーはフロントカウルと同時に取り外され、北海道では新名じゅんを後ろに乗せた。
(次回は沢木竜一のハーレー・ダビッドソンXLCRを解説します。お楽しみに!)
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