1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
カワサキGPZ900R 1990 年
登場から6年を経ても色褪せない性能と、独特のスタイルの魅力もあって、根強く支持されていたGPZ900R。細かな改良を受け続けて完成度も高まっていった。90年モデルは型式がA7となり、初のビッグマイナーチェンジを受ける。フロントホイールが17インチ化され、ブレーキやフロントフォークなどの足まわりも強化された。
スズキGSX1100S カタナ1990 年
斬新なスタイリングがインパクトを与えて、登場以来ファンを惹き付けて止まないGSX1100Sカタナ。1990年式はスズキの創業70周年を記念したモデルで、ブレーキレバーやホースなどを変更。70thアニバーサリーステッカーやキーホルダーが付いた限定1000台のデリバリーで、一時はプレミア価格が付くほどの人気に、その後通常モデルとして発売された。
ヤマハ FZR1000 1990 年
ヤマハレーサーレプリカのフラッグシップ。750ccクラスに匹敵するコンパクトな車体で、軽快なハンドリングを実現。90年モデルはカラー変更のみ。
スズキ GSX-R1100 1990 年
ライバルたちと同様、当時最大排気量のGSX-R1100も倒立フォークを採用。同時に足まわりを中心に大幅な改良を敢行。
スズキ GSX1100G 1990 年
油冷GSXシリーズの中ではレアな存在のオーソドックスなネイキッド。6本スポークのキャストホイールを採用するシャフトドライブ車。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)