まさにアドベンチャー仕様の上級グレード、Adventure Sports/Adventure Sports ES
新型アフリカツインは、低中域のトルクアップと高速巡航時のゆとりを求めて排気量が1084ccになった。国内仕様はこれまでよりホイールで60㎜もトラベルを減らした分、シート高は下がっている(欧州仕様は+60㎜サスの仕様がある)。
スタンダードも同様だが、DCT仕様ではそのシフトパターンが見直されているほか、上級グレードのESでは電子制御サスペンションを採用。制御は非常に優れたものだ。
IMUなどの車体情報を使ったコーナリングランプも装備されており、走行モードパターンも増えた。その中にはダートでのABS制御をシビアにしたものや任意ですべてをセットアップできるものまである。
この新型、欲しかった装備は確実に装備された感じだ。
ただ、サスストロークを縮めてまで手に入れた、足つき性の向上や取り回しやすさがどのように走りに影響するのか? そこにも注目したい。
「CRF1100L Africa Twin Adventure Sports」の主なスペック
※【 】内はDCT仕様車
全長×全幅×全高:2,310×960×1,520(スクリーン最上位置1,580)mm
ホイールベース:1,560mm
最低地上高:210mm
シート高:830mm(ローポジションは810mm)
車両重量:238kg【248kg】
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:1,082cc
ボア×ストローク:92.0×81.4mm
圧縮比:10.1
最高出力:75kW(102PS)/7,500rpm
最大トルク:105N・m(10.7kgf・m)/6,250rpm
燃料タンク容量:24L
変速機形式:常時噛合式6段リターン【電子式6段変速(DCT)】
キャスター角:27.30゜
トレール量:113mm
タイヤサイズ(前・後):90/90-21M/C 54H・150/70R18M/C 70H
ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク
「CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES」の主なスペック
※【 】内はDCT仕様車
全長×全幅×全高:2,310×960×1,520(スクリーン最上位置1,580)mm
ホイールベース:1,560mm
最低地上高:210mm
シート高:830mm(ローポジションは810mm)
車両重量:240kg【250kg】
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:1,082cc
ボア×ストローク:92.0×81.4mm
圧縮比:10.1
最高出力:75kW(102PS)/7,500rpm
最大トルク:105N・m(10.7kgf・m)/6,250rpm
燃料タンク容量:24L
変速機形式:常時噛合式6段リターン【電子式6段変速(DCT)】
キャスター角:27.30゜
トレール量:113mm
タイヤサイズ(前・後):90/90-21M/C 54H・150/70R18M/C 70H
ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク
ホンダ CRF1100L Africa Twin Adventure Sports/ESの税込価格と発売日
CRF1100L Africa Twin Adventure Sports/180万4,000円/2020年2月14日(金)
CRF1100L Africa Twin Adventure Sports Dual Clutch Transmission/191万4,000円/2020年2月14日(金)
CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES/194万7,000円/2019年12月13日(金)
CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission/205万7,000円/2019年12月13日(金)
TFTメーターは機能が大きく充実
6.5インチサイズのタッチパネル式TFT液晶パネルとなったメーター。Bluetooth接続でスマホやインカムとの接続も可能で、iPhoneユーザーはAppleCarPlayにも対応。回転数や速度など、表示したい内容に応じて、GOLD/SILVER/BRONZEモードが選択可能。
コーナリングライト照射範囲
バンク角に応じて照射範囲が切り替わるコーナリングライト。上の図のようにバンク角が大きいと広範囲を照らしてくれる。
ライディングポジション・足つき性をチェック!
身長:176cm 体重:68kg
従来モデルのローダウンバージョンと同じくらいのシート高で、シート、タンクの幅もスリム。足着き性はこのクラスの中では優秀で、身長176㎝で両足の踵が着く。STDともどもステップ位置が前目で、立ち姿勢も前目になる傾向。
DETAILS 各部をチェック!
文:宮崎 敬一郎/写真:南 孝幸