(※webサイト ロレンスより 2019/10/6の記事)
昔から、2輪用ウイングの技術はありましたが・・・
Lawrenceでは、過去にも紹介しましたが今MotoGPで全盛のウイングレットを含む、ウイングを利用したエアロダイナミクス技術は結構前からロードレースの世界にあったものでした。
しかし、現代のMotoGPトレンドとしてのウイングレットブームが起こったのは、2015年からと言えるでしょう。
ウイングレット開発競争は続くよ、どこまでも?
2015年にドゥカティはウイングレットを装着したGP15により、エアロダイナミクスの追求が勝利のために必要な要素であることを例示しました。そして同年、ヤマハやホンダといったライバルも、ウイングレットの装着をはじめこの分野の競争が激化することになります。
動画のなかでは、ドゥカティ・コルセのエアロダイナミクス開発マネージャーのエドアルド・レノーチが、開発の内容やウイングレットの効果を解説しています。もちろん、トップシークレットな部分は隠しているのでしょうが、なかなか興味深い内容で面白いです。
2015年シーズン中、ウイングレットはMotoGPで禁止させるかも・・・というウワサもありましたが、結局のところ周知のとおり相変わらずウイングレット装着は禁止されておらず、公道用市販車にも採用される例が増えていきそうです。
ある分野の開発競争が激化すると、レースレギュレーションで規制・・・というのは、MotoGPに限らず多くのモータースポーツではよくある話ですが、はたしてウイングレットをはじめとするエアロダイナミクス開発競争は、どこかで歯止めがかかることになるのでしょうか? 注目していきたいと思います。
Ducati 公式YouTubeチャンネル
まとめ:ロレンス編集部 宮﨑健太郎