1980年代風味の魅力的なモタード
アドベンチャーモデルの「デザートX」と同時にEICMA2019で姿を現した、もう1台のドゥカティスクランブラーコンセプトが「モタード」だ。
1970年代を想わせるオフロードテイストを強調したスクランブラーのバリエーションモデルである「デザートスレッド」をベースに、1980年代に流行しはじめたスーパーモタードスタイルを取り入れ、ヘッドライトを取り去りコンパクトなゼッケンプレートに変更。
さらにショートなフロントフェンダーにサイドゼッケン、右出しのアップマフラーなどを装着して軽快な雰囲気を演出。燃料タンクはティアドロップ形状のタンクをさらに強調するカバーが装着された。
803ccの空冷Lツインエンジン、スポークホイールやブレーキなどは「デザートスレッド」同様だが、タイヤはスリックを履いていてレーシーさ満点。
コンセプトモデルという扱いだが、その完成度の高さを見ると市販の可能性もありそうだ。

スクランブラーのスタンダードエンジンといえる排気量803㏄の空冷Lツインを搭載するが、より高性能な仕様が想定されている。

大径ローターにブレンボ製ラジアルマウントキャリパーという組み合わせ。ホイールは「デザートスレッド」と同じくスポークだ。

アップマフラーはアクラポビッチ製。リアサスペンションはオーリンズ製で、スリックタイヤはSCRと呼ばれる溝付きタイプ。
まとめ:月刊オートバイ編集部