ミラノショーで話題の中心だったバイク、新型ファイアーブレード・CBR1000RR-R。MotoGPマシン・RC213Vのノウハウを惜しみなく導入し、サーキットで勝つために、ホンダが本腰を入れて造り込んだ「史上最強のCBR」である。そんなRR-Rがついに日本でもお披露目されたわけだが、果たしてどんなバイクなのか? ライバルとも比べながら、その全貌に迫ってみよう。

第三期 MotoGPテクノロジーの導入

CBR1000RR(2004)

画像1: 第三期 MotoGPテクノロジーの導入

MotoGPマシン・RC211Vで培われたテクノロジーと流麗なデザインを採用した1000㏄初代モデル。ユニットプロリンクやセンターアップマフラー、ラジアルマウントキャリパーといった新機構が続々と投入された。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●998㏄●94PS/10000rpm●8.6㎏-m/6000rpm●820㎜●210㎏●18L●120/70ZR17・190/50ZR17

画像2: 第三期 MotoGPテクノロジーの導入

CBR1000RR(2006)

画像4: 【CBR1000RR-R徹底攻略③】ついに日本降臨!! 史上最強CBR、スタンバイ完了!<CBR歴代モデル比較編>

型式は同じでマイナーチェンジ扱いではあるが、実質的なフルモデルチェンジとも言える内容に進化。カウル形状、メーターパネルを変更し、エンジンもカムを改良。フレームはディメンションにまで手が入っている。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●998㏄●94PS/10000rpm●8.8㎏-m/6000rpm●820㎜●206㎏●18L●120/70ZR17・190/50ZR17

第四期 独創のフォルムと技術

CBR1000RR(2008)

画像: 第四期 独創のフォルムと技術

エンジン、車体を全面的に新設計した8代目。コンパクトなボディに生まれ変わり、センターアップマフラーはコンパクトなサイレンサーを持つアンダーマフラーとなった。翌年には初のABS仕様も登場している。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●999㏄●118PS/9500rpm●9.7㎏-m/8250rpm●820㎜●201㎏●17L●120/70ZR17・190/50ZR17

CBR1000RR(2012)

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マイナーチェンジ。ヘッドライトのデザインを変更、メーターも大型デジタル式へと改められ、ホイールはリム荷重の均等化を図った新デザインのものに変わっている。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●999㏄●118PS/9500rpm●9.7㎏-m/8250rpm●820㎜●202㎏●17L●120/70ZR17・190/50ZR17

CBR1000RR(2014)

初の1名乗車モデル。前後にオーリンズ製のサスペンションを採用し、シートレールは専用品。翌年にはレプソルカラーを採用した「チャンピオンエディション」も登場。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●999㏄●123PS/9500rpm●9.9㎏-m/8500rpm●820㎜●211㎏●17L●120/70ZR17・190/50ZR17

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CBR1000RR(2017)

フルモデルチェンジ。エンジンやフレームは前モデルのものを発展させた仕様。初の電子制御サス搭載モデルの「SP」、専用のヘッドを持つレース用ホモロゲーションモデル「SP2」もラインアップされた。

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●999㏄●192PS/10000rpm●11.6㎏-m/11000rpm●820㎜●196(SPは195)㎏●16L●120/70ZR17・190/50ZR17

[諸元並び順]●エンジン形式 ●排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●シート高 ●車両重量 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後

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