写真協力:BIKERS STATION(遊風社)
[諸元並び順]●エンジン形式 ●排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●シート高 ●車両重量 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後
初代登場から27年、全世代のRRを一挙紹介!
THE HISTORY OF FIREBLADE
スーパースポーツというカテゴリーを切り開いた名車、それがファイアーブレード。1992年、バイク界に革命を起こした初代RRから27年。
ここで、そんなRRの歴史を世代ごとに振り返ってみよう。
第一期 フロント16インチ世代
CBR900RR(1992)
「スーパースポーツ」というカテゴリーが生まれるきっかけとなったエポックメイキングな1台。大排気量のパワーと400なみの軽快なハンドリングを併せ持ち、レーサーレプリカとは違う走りの世界を切り開いた。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●892.8㏄●124PS/10500rpm●9.0㎏-m/8500rpm●800㎜●183(乾燥)㎏●18L●130/70ZR16・180/55ZR17
CBR900RR(1994)
フロントマスクのデザインを変更、アッパーカウルの形状が若干改められた。ヘッドライトが独立式の2灯から「タイガーアイ」と呼ばれる異形の2灯に変更され、サイレンサーはアルミ地となった。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●892.8㏄●124PS/10500rpm●9.0㎏-m/8500rpm●810㎜●185(乾燥)㎏●18L●130/70ZR16・180/55ZR17
CBR900RR(1996)
排気量を893㏄から918㏄へと拡大。パワーは4PS向上し、あわせてフレームも小変更を受け、剛性が見直された。エキゾーストパイプはステンレス製に改められている。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●918.5㏄●128PS/10500rpm●9.3㎏-m/8750rpm●810㎜●183(乾燥)㎏●18L●130/70ZR16・180/55ZR17
CBR900RR(1998)
フロント16インチの最終型。フレームは細かい改良を受け、ブレーキ径も拡大。エンジンは大半のパーツを新作し、パワーは130PSとなった。このモデルからスロットルポジションセンサーを追加。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●918.5㏄●130PS/10500rpm●9.4㎏-m/8500rpm●810㎜●180(乾燥)㎏●18L●130/70ZR16・180/55ZR17
第二期 激動と進化の時代
CBR900RR(2000)
フロントを17インチ化、セミピボットレスフレームを採用して、エンジンもFI化。吸排気デバイスの採用もあり、パワーは152PSとなった。YZF-R1の登場に衝撃を受け、デビューが1年前倒しされたと言われている。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●929㏄●152PS/11000rpm●10.5㎏-m/9000rpm●815㎜●170(乾燥)㎏●18L●120/70ZR17・180/55ZR17
CBR954RR(2002)
6代目となる「900シリーズ」の最終型。伝説のエンジニア・馬場忠雄氏が指揮を執った最後のモデル。インジェクターの多孔化やチタンエキゾーストを採用。国内仕様が登場した初のファイアーブレードでもある。
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●954㏄●91PS/10500rpm●8.9㎏-m/5500rpm●820㎜●195㎏●18L●120/70ZR17・190/50ZR17