2020年2月14日に国内正規販売が開始されたホンダ「ADV150」。見るからに旅が似合うこのマシンでさっそくソロキャンプに出かけてきました。今回は高速道路でのインプレを中心にお伝えします!

【まとめ】ADV150の巡航速度

画像1: 【まとめ】ADV150の巡航速度

今回は森掛川ICを降りて静岡県森町と浜松市の境付近にあるキャンプ場へと向かいました。

足柄SAから森掛川ICの燃費計算。

足柄SAから森掛川ICまでの平均燃費は、約30km/L。

シタミチは51kmしか走らなかった。給油量が少なすぎて参考になるか分からないけど、平均燃費は約32.8km/L。

シタミチは51.6kmしか走りませんでした。高速道路を飛ばしているときと、3kmほど変わるよう。メーターの表示を見てもほぼ同様だった。

やっぱり高速走行はバイクが無理をしている状態のよう。

当初はビクビクしていたものの、走りだすとだんだん身体がなじんできて気持ちに余裕も生まれた。

だから行きと帰りでは、休憩の回数も速度もまったく異なる。

なのですっかり馴染んだ帰りの巡航速度のお話をします。

画像2: 【まとめ】ADV150の巡航速度

120km/h区間なら110/km前後100km/h以下の区間は、制限速度で走れます

僕はレース経験はなく、スピード狂でもありません。

普段の愛車が大型バイクで120km/h走行を普通に感じていて、仕事柄いろいろなバイクに乗っているというだけの、いちツーリングライダーです。

同じように、120km/hでの走行に慣れている人なら、ADV150でも僕と同じように走れると思います。

画像3: 【まとめ】ADV150の巡航速度

ただ、「普通二輪免許を取り立てで、初めてのバイクがADV150」というのなら、話は別です。

やはり110km/h巡航というのは、リミッターのチョイ手前。限界がすぐそばの状態。最高速度180km/hが出るバイクの110km/hとはまったく別物。

だから、110km/h巡航だと、疲れます。なんて言うんでしょうか、まれに二輪業界の大物の方や、有名芸能人の方とお会いする機会があるのですが、あのときの感覚に似てる。

ちゃんと仕事ができたときも、なぜかどっと疲れている。

つまり「無理してる」ってことでしょうね。

今回はソロツーリングだったからいいけど、グループツーリングで仲間が大型バイクばかりだとかなりきつそう。そういうときは無理をしないで、「ペース落として!」とちゃんと伝えることが大事です。

画像: のんびり走るのも楽しいバイクです。

のんびり走るのも楽しいバイクです。

燃費的にも60km/hや80km/h巡航がよさそうな気配だし、もしADV150を所有したら、シタミチを中心としたツーリングを満喫したいな。

ただ、せっかく149ccで販売されたのだから、高速にも乗りたい。片道300km・往復600kmなんて日帰りツーリングはしんどいけど、今回のように片道250kmを走って旅先で1泊し、翌日帰るような旅はまったく問題なし。

もし「ADV125」として販売されていたら、そうはいきませんからね。

画像4: 【まとめ】ADV150の巡航速度

見た目は排気量同様、原付二種以上、250ccスクーター以下のサイズ感。だけど乗っかってみると窮屈さは皆無。150のスクーターに乗っていることを忘れるライディングポジションでした。

僕の身長は175cm。ハンドルまでの距離もフットボードまでの距離が絶妙にちょうどよかった。

足つき性はご覧のとおり。シートの手前に座ればかかとまで接地するものの、奥に座るとつま先立ちに。

僕の場合、脚が短いうえに太いので、シートの幅の影響が如実に表れます。同じ身長でも足が細くて長い人なら奥にしっかり座ってもベタツキとなるかもしれません。

シートは街乗りでは異様に硬く感じたものの、ずっと座っている高速道路走行では、超快適。往復約500kmを走って、お尻が痛いと感じることはなかった。

画像5: 【まとめ】ADV150の巡航速度

注意しなければいけないのは、「一気の急加速ができない」ということ。120km/h区間を90km/h前後で走行しているトラックを抜くのは大変でした。

同じように、合流時もちょっとヒヤヒヤする。上手くクルマの来ないタイミングで入れればいいけれど、前のクルマがのんびりしていると、苦しくなる。

だから、SAから出るときは、前後にクルマがいないタイミングを見計らって出発しました。

スクーターの場合、低いギアに落として回転数を上げて急加速することができませんからね。

ただそれでも、総じていえば、149ccという排気量で受けるイメージより何倍も普通に走れた

購入後にETC車載器を搭載するか悩む人も多いと思います。もし僕が買ったら、納車前に付けてもらっちゃうでしょう。

画像6: 【まとめ】ADV150の巡航速度

通勤通学やお買い物だけに使うにはあまりにもったいないポテンシャルを持つADV150。今回のキャンプツーリングの節々で、旅バイクとしての優れた性能を実感した次第です。

積載性などキャンプに関するお話はまた次回の記事でお伝えします。

文・写真:西野鉄兵

画像: 次回は、キャンプツーリングのしやすさはどうなのか。早く言いたい~早く言いたい~ADV150のめっちゃいいところ、早く言いたい。お楽しみに!

次回は、キャンプツーリングのしやすさはどうなのか。早く言いたい~早く言いたい~ADV150のめっちゃいいところ、早く言いたい。お楽しみに!

続きはこちら -キャンプ編-

Honda ADV150 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:1,960×760×1,150mm
ホイールベース:1,325mm
最低地上高:165mm
シート高:795mm
車両重量:134kg
エンジン形式:水冷4ストOHC単気筒
総排気量:149cc
ボア×ストローク:57.3×57.9mm
圧縮比:10.6
最高出力:11kW(15PS)/8,500rpm
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm
燃料タンク容量:8.0L
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
タイヤサイズ(前・後):110/80-14M/C 53P・130/70-13M/C 57P
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):45万1,000円

レブル250でも高速道路インプレを行ないました。

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