30年前とは思えない革新技術の数々!
時代を彩る最先端のテクノロジー!
最新モデルであるZX-25Rの大きなアドバンテージと言えるのが電子制御デバイスをはじめとした装備面の充実。現時点で判明しているだけでも、ラムエアシステム、電子制御スロットル、パワーモード、トラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチ、クイックシフターの採用が確定しており、250クラスでは並ぶものがないのは言うに及ばず、リッターSSと比べても遜色のない豪華ぶりを誇る。
KAWASAKI Ninja ZX-25R
「リッタークラスにも負けない装備!」
しかしながら、当時の最先端技術が詰め込まれた往年の4気筒レプリカたちも負けておらず、現代のバイクに通じるテクノロジーが散りばめられている。メーカー間の激しい競争がテクノロジーを進化させ、それが今なお受け継がれている。当時の4気筒スーパースポーツの装備がいかにすごかったかを改めて実感させられる。
KAWASAKI Ninja ZX-25R「ラムエア」
KAWASAKI Ninja ZX-25R「電子制御スロットル」
KAWASAKI Ninja ZX-25R「クイックシフター」
HONDA CBR250RR(1990)
カムギアトレーン
CBRだけが装備していた独創の技術がカムギアトレーン。高回転型エンジンのバルブ駆動を正確に行うための贅沢な機構である。湾曲スイングアームのガルアームや新気導入のDAIなど、他の装備も個性的だった。
ガルアーム
DAI
YAMAHA FZR250R(1989)
EXUP
マフラー内に可変式のバルブを設け、トルクの谷を解消する排気デバイスのEXUPはヤマハ独創のアイテム。デルタボックスフレームや新気導入システムのFAIなども採用され、当時としては最先端のハイテクマシンだった。
DELTABOX
FAI
SUZUKI GSX-R250R(1989)
ALBOX
日の字断面のアルミツインスパーフレームや、クラス初となるサブフレーム付きのスイングアームなど、GSX-R250Rは車体関係が豪華だった。いずれのアイテムもレースで使える「即戦力」を追求した結果生まれたものだ。
スイングアーム
SCAI
KAWASAKI ZXR250(1989)
E-BOX
市販車初となるラムエアシステム「K-RAS」と新気導入機構「K-CAS」をダブルで採用。目の字断面「E-BOX」アルミフレームやクラス初の倒立フォークなど、新機構が惜しみなくつぎ込まれていた。
K-CAS
K-RAS