ネオレトロ is ベーシック!? カスタムの素材としての魅力に注目!

豊かなトルク特性のクロスプレーンコンセプトエンジンを持つヤマハのMTシリーズ。そのプラットフォームをネオレトロデザインと組み合わせたオーセンティックスポーツが、XSRだ。

日本国内でも3気筒の900(2015年発売)と2気筒の700(2017年発売)が展開、カスタムパーツも充実している。現代モデルの中では自由度の高いカスタムの世界を見せるXSRシリーズ。

画像: ヤマハ「XSR700 ABS」(国内・2020年モデル)

ヤマハ「XSR700 ABS」(国内・2020年モデル)

欧州から数々のカスタムアイデアを発信するヤマハモーターヨーロッパの取り組みに焦点を当て、今回から5回に分けて、紹介していこう。

未来的? 有機的? そのまま市販!? ヤマハXSR900ベースの数々のトライを見る

初回はヤマハXSR900を巡るカスタムから。バイクのオーナーなら気持ちの多少こそあれど、世界の誰もが思い描く自分仕様=カスタムへの夢。

ヨーロッパヤマハは現代のヤマハモデルを才能あるカスタムビルダーに託し、カスタムとベース車の可能性を追う企画、「ヤードビルト」をここ数年展開中だ。

画像: ヤマハ「XSR900 ABS」(国内・2020年モデル)

ヤマハ「XSR900 ABS」(国内・2020年モデル)

並列3気筒のネオレトロ、XSR900もその目玉のひとつで、3気筒とアルミフレームをあるものは未来的に、あるものは有機的に。そしてあるものはそのまま市販化も……というさまざまなカスタムトライを行っている。

JvB Moto CP3 XSR900

'70-'80年代のコンセプトカーデザインを投影

画像1: '70-'80年代のコンセプトカーデザインを投影

ドイツのカスタムビルダー、JvBモトのJens vomBrauckによる“JvB MOTO CP3”。vom Brauck自身が好きという'70~'80年代コンセプトカー。その前衛的なイメージをXSR900に投影した。

前後ホイールはカーボンでカバー、灯火類はフルLED化。タンクカバーやシートカウルはオリジナルでカラーはヤマハブルーを元に深みを増して塗装。2020年には当地で外装キットとして販売する予定があるという。

画像2: '70-'80年代のコンセプトカーデザインを投影
画像3: '70-'80年代のコンセプトカーデザインを投影
画像4: '70-'80年代のコンセプトカーデザインを投影

The Alter/Dab Motors XSR900

22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ

画像1: 22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ

Dabモータースが2018年に発表した“ジ・オールター”は、3Dモデリングや3Dプリンター(アルミサブフレームやフォークアッパーブラケットはこれによる)、NIX30カートリッジ/STX46オーリンズショック、LEDライト等が目を引く。

レトロをルックバックするのでなく、今から少し先の最新スタイルを22世紀に見たら新たなネオレトロになるという視点からの未来派な1台だ。

画像2: 22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ
画像3: 22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ
画像4: 22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ
画像5: 22世紀視点でのネオレトロを表現する未来派スポーツ

取材協力:ヤマハモーターヨーロッパ

記事協力:ヘリテイジ&レジェンズ

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