ロングランでの快適性や使い勝手といった、ツアラーとしての魅力を磨いた250アドベンチャーがスズキのVストローム。スムーズさに定評のあるツインエンジンやアップライトで快適なポジション、リーズナブルな価格設定など、魅力満載のベストセラーモデルだ。

スズキ「Vストローム250」人気の理由を考察

優れたツアラー適性と個性的なスタイルが魅力

画像: SUZUKI V-STROM 250 総排気量:248cc 現行モデルの発売年月:2019年8月 メーカー希望小売価格(税込):58万800円、ABS仕様車は61万3800円

SUZUKI V-STROM 250

総排気量:248cc
現行モデルの発売年月:2019年8月
メーカー希望小売価格(税込):58万800円、ABS仕様車は61万3800円

いまやアドベンチャーとしてだけでなく、250ccクラス全体でも1、2を争う人気モデルとなったVストローム250。大ヒットにつながった理由はたくさんあるが、まず挙げられるのはそのスタイリングだろう。

フロントに大きな「クチバシ」を備え、スクリーンやナックルカバー、キャリア、センタースタンドまで標準装備。そのままロングツーリングに出かけたくなるような、夢のあるパッケージングは大きな魅力だ。

しかも、丸目1眼のヘッドライトを採用し、唯一無二の個性も備えている。このモデルでないと買えないカタチ、というのは最大の魅力。他にはない個性とアドベンチャーらしさが、多くのライダーを惹きつけている。

画像1: スズキ「Vストローム250」人気の理由を考察

アドベンチャースタイルではあるが、ハンドル幅もシート高もネイキッドタイプのロードスポーツと変わらず、街乗りが楽なのもポイント。GSR250ベースの2気筒エンジンはスムーズさと低中回転域トルクの太さで定評があり、発進加速の力強さはピカイチ。ツーリング適性も非常に高いし、タンデムでもクラッチ操作やエンジン回転に気を使うことはない。

画像2: スズキ「Vストローム250」人気の理由を考察

サスペンション設定は前後とも張りのあるセッティングで、街乗りの速度域では若干硬さを感じるものの、加減速による車体姿勢の変化が少ないのでビギナーでも扱いやすいし、キビキビ走らせることもできる。荒れた路面を飛ばすとキックバックは大きめに出るが、2人乗りだと格段に落ち着きが増す。これはタンデムや長距離ツーリングで荷物を満載した際のバランスを考慮した結果だろう。

アドベンチャールックでも、中身はツーリング適性を高めたロードスポーツ。Vストローム250はエントリーユーザーからベテランまで満足させる一台。人気になるのもごく当然のことなのだ。

スズキ「Vストローム250」主なスペックと価格

※《 》内はABS仕様車

全長×全幅×全高2150×880×1295mm
ホイールベース1425mm
最低地上高160mm
シート高800mm
車両重量188《189》kg
エンジン形式水冷4ストSOHC2バルブ並列2気筒
総排気量248cc
ボア×ストローク53.5×55.2mm
圧縮比11.5
最高出力18kW(24PS)/8000rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜10'
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)110/80-17M/C 57H・140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格58万800円《61万3800円》(税込)

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