ヤマハ「YZF-R1」各部装備・メカニズム解説

YAMAHA YZF-R1
発売日:2020年8月20日(9月30までの期間限定で予約受付)
メーカー希望小売価格(税込):236万5000円
総排気量:998cc
最高出力:200PS/13500rpm・最大トルク:11.5㎏-m/11500rpm

装着されるフロントフォークはKYB製φ43㎜倒立フォーク。当然のように、プリロード/伸び側&圧側減衰力を調整できるフルアジャスタブルタイプ。

ブレーキはφ320㎜ローターに、14年モデル以前の対向6ピストンから4ピストンキャリパーをラジアルマウント。ホイールはマグネシウムキャスト製だ。

14年モデル以前のセンターアップから右1本出しに変更されたマフラー。サイレンサー直前にキャタライザー入りボックスと排気バルブEXUPを装備する。

リアサスはKYB製ボトムリンク式モノクロスサスを採用。これもフロントフォーク同様のアジャスタブルで、圧側減衰力は高/低速それぞれに別設定できる。

テールカウル内にエアフローのあるデザインに、ヘッドライト&テールランプ、ウィンカーすべてLEDを採用。吊り下げ式リアフェンダーはカーボン製だ。

パワーモード/トラクション&スライドコントロールの表示やローンチ&リフトコントロール/クイックシフターの設定状態も表示するTFT液晶メーター。

燃焼室とスロットルバルブの距離を短縮するためシリンダーヘッドを新作。さらに新型インジェクターをバルブ傘裏狙いの斜流噴射にて採用し、スロットルの開け始めからのリニアリティ感を向上している。

フィンガーロッカーアームの形状を見直し、高回転域でのバルブ挙動特性を向上。レースユースでの限界性能の底上げを図っている
ヤマハ「YZF-R1M」各部装備・メカニズム解説

YAMAHA YZF-R1M
発売日:2020年8月20日(9月30までの期間限定で予約受付)
メーカー希望小売価格(税込):319万円
総排気量:997cc
最高出力:200PS/13500rpm・最大トルク:11.5㎏-m/11500rpm

R1Mのみ、フロントカウル&フェンダーに加え、ドライカーボン製テールカウルを追加。YZF‐R1らしい、独特のエアフローデザインは変わらず。

電子制御サスペンションを採用するR1Mには、オーリンズ製フロントフォークトップにステッピングモーターを内蔵、外部に電気コード配線が見える。

左フォークに圧側、右フォークに伸び側と、左右で減衰力調整を分担。ブレーキはφ320㎜ローターにラジアルマウントされた4ピストンキャリパーを採用。

リアサスは、オーリンズ製TTXをベースとした伸び&圧側の減衰力調整用のステッピングモーターを内蔵する電子制御サスペンション。プリロードは手動で設定。

フューエルタンク上にR1M専用のオーナメントプレートを装着。フューエルタンクは旧モデルのバフ仕上げ+クリア塗装アルミタンクからペイント仕上げに。
まとめ:オートバイ編集部