S1000RRをベースに大幅進化! 公道走行も可能
BMWがニューモデル「BMW M 1000 RR」を発表しました。
BMWのバイクラインナップ(BMW Motorrad)で、初となる「M」を冠したこのモデル。現行のS 1000 RRをベースに開発されたもので、新たなフラッグシップモデルとなるスーパースポーツマシンです。
「M」は四輪のラインナップで長く使われてきたもの。スポーツ仕様車のトップモデルに冠され、特別な意味を持ちます。
スーパーバイク世界選手権(WSBK)に出場するS1000RRに変わり、来年度以降の出場を見据えて開発。S1000RRと同じく、公道での走行も可能となっています。
日本での価格や発売日、日本仕様車の諸元とは未定です。
エンジンはS、1000RRをベースとした水冷並列4気筒エンジンを搭載。欧州仕様での最高出力は、156kW(212ps)/14,500rpm、最大トルクは113N・m/11,000rpmと発表されました。
最高回転数が15,100rpmに上昇したほか、マーレ社製の2リング鍛造ピストン、燃焼室の変更、13.5に上昇した圧縮比、さらに長く軽くなったパンクル社製のチタン製コネクティング・ロッド、さらにスリムに軽くなったロッカー・アーム、新しいダクト形状の完全機械加工したインテーク・ポート、最適化したカムシャフトとインテーク・エリアなど、変更点は多岐にわたります。
見た目からもS1000RRから大きく変わったのは、ウイングレットの採用でしょう。
エアロダイナミクス性能の向上を追求し搭載された、フロントカウルに備わるカーボン製の羽。これがウイングレットです。加速時のフロントの浮き上がりを抑え、ブレーキ時にもダウンホースが貢献。結果コーナリングの安定性にもつながります。
そのほか、各部に最新かつ「M」シリーズならではのレースに勝つための豪華装備を満載。詳細は、10月1日発売予定のオートバイ11月号でお伝えする予定です!
まとめ:西野鉄兵