バイクを少しでも高く売ろうと思った場合、どんな工夫が効果的なのだろうか。
 
そのアプローチ方法は大きく2つある。1つは査定前にしっかりと準備をし、無意味にマイナス査定を取られることを防ぐ工夫だ。もう一つはバイクの持つポテンシャルを最大限評価してくれる買取店選びの工夫だ。どちらも実践すれば、何もしないで査定に臨む場合よりも、高い査定額を引き出せるだろう。
 
では、具体的にどのような工夫をすればいいのだろうか?この記事では、バイクを少しでも高く売りたい方向けの方法をお伝えする。どれも決して難しいものではないので、高額査定を狙うのであれば労力を惜しまずに実践していただければと思う。

文:小泉嘉史 / 伊藤フミヒト

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画像1: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?画像2: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?

バイクを高く売るための工夫8つ

画像: バイクを高く売るための工夫8つ

早速だが、バイクを高く売りたい場合に効果的な工夫をお伝えする。いずれも決して難しいものではない。労力さえ惜しまなければ、何も準備しないで査定に臨むよりも良い結果につながるだろう。

以下、バイクを高く売るためにできる工夫だ。

  • エンジンがかかるかチェックしておく
  • 査定額はできるだけ比較する
  • 査定前にバイクをキレイにしておく
  • 整備記録簿を準備しておく
  • 純正パーツを準備しておく(カスタムしている場合)
  • アピールポイントをまとめておく
  • 売却時期を先延ばしにしない

1.エンジンがかかるかチェックしておく

「バイクのエンジンがかかるかどうか」は査定額を決める最重要項目と言っても良いだろう。

今現在も日常的に使っているバイクなら問題ないと思うが、長期間保管しているようなバイクは、エンジンが始動するか必ずチェックしてから査定に臨みたい。

仮に長期間動かしていないようなバイクの場合、バッテリー上がりやキャブレターの目詰まりなど、些細なことが原因でエンジンがかからなくなっている場合がある。これらは簡単に対処できるのに、このような状態で査定に出してしまうと大きなマイナス査定を取られてしまうので、確認しないと勿体ないと言える。

一方で、原因がエンジンそのものなど、高額な修理費がかかる場合は、かけた修理費以上にプラス査定は得られないことが多いため、そのままの状態で査定に出すのが無難だ。

2.査定額はできるだけ比較する

バイクを少しでも高く売りたいという気持ちがあるなら、複数の査定を取ることはほぼ必須と思ってもらっていい。

1店だけで査定をとっても、そもそもの比較対象がないので、それが高いのか安いのか、判断しづらい部分が大きい。また、査定額というものは、そのお店の在庫状況やバックオーダーの状況、さらには持っている販路によって変わってくるものだ。

本気で高く売りたいのであれば、労力を惜しまず、できるだけ多くのお店で査定を取るよう心がけよう。

現在は一括査定などを使って簡単に複数のバイクショップの査定を受けられる。こうしたサービスも上手につかいながら、できるだけ多くの買取店の評価を聞いてみると良いだろう。

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3.査定前にバイクをキレイにしておく

査定前にバイクをキレイに洗車しておくことも重要だ。

バイクをキレイにしておくことは査定士の第一印象に影響することはもちろん、「これまでのバイクにどのように扱ってきたのか」を査定士が考えるヒントにもなる。ピカピカに磨かれたバイクであれば「丁寧に扱ってきたのだろう」と査定士は想像するし、逆に誇りを被ったようなバイクであれば、メンテナンスに不安があると思われても仕方ない。

査定士の立場からすると、買取後に予期せぬ不具合が発生することが一番怖い。よってメンテナンスに不安があるようなバイクには、守りに入った査定額をつけることも決して少なくない。このように、余計なマイナス査定を取られないよう、バイクはきちんと洗車してから査定に臨むのがセオリーだ。

自分で目につく範囲でいいので、できる限りキレイな状態になるまで洗車してから査定に臨もう。サビ取りまで行っておくとさらに良いが、磨き込みを行う場合は、バイク本体にキズをつけないよう十分注意しよう。

4.自分のバイクを得意とするショップに売る

バイクショップにもそれぞれ個性があり、得意としている範囲も異なる。売却しようと思っているバイクがお店の得意分野であれば買取額にも期待できるし、あまりにもアンマッチであれば、ほとんど期待できないと言って良いだろう。

そのショップがどんなバイクを得意としているのか、見極め方の一つが店頭に並んでいるバイクを見ることだ。何か偏りがあればそれがそのショップが得意としているバイクと思ってもらって良い。

また、大手なら満遍なく扱っているので、その点は問題ないだろう。

5.整備記録簿を用意しておく

バイクの状態を査定士に正確に伝えるためにも、整備記録簿がある場合は準備しておきたい。これがあればバイクの状態を査定士は正確に読み込めるため、適正な査定を受けられる可能性がグンと上がる。

知らないと見過ごしてしまうものだが、知っていれば用意しておくだけでいいのだから、非常に簡単な工夫だ。どこに保管してあるか思い出して、査定の日まで用意しておくようにしよう。

6.純正パーツも一緒に査定に出す(カスタムしている場合)

バイクのカスタマイズを楽しんできた方も多いと思う。この場合は、純正ノーマルパーツも一緒に査定に出すようにしよう。

基本的には、買取ではフルノーマルの状態が好まれ、カスタムバイクはマイナス査定になることも少なくない。そのカスタムを良いと思うかどうかは好みの問題が大きく、万人受けするとは限らないためだ。

しかし、界隈で人気のパーツが取り付けられていたり、人気カスタムショップのコンプリートバイクなどは逆に買取額が上がることもあるのでなんとも言えないところだ。もっとも、自分のカスタムに市場価値があるかどうかは、オーナー自身が一番理解しているはずだ。

ただし、基本的には買取ではフルノーマルの状態が好まれるということは頭に入れておこう。純正に戻さなくても、純正パーツと一緒に査定に出すだけで効果的だ。

7.アピールポイントをまとめておく

上記の話と関連があるが、バイクに施してきたカスタムが市場価値が高いものかどうかは、オーナーが一番良くわかっているだろう。もし買取に出すバイクにアピールポイントがある場合は、査定で見逃されないよう、事前にまとめておこう。

査定士も人の子なので、どんなカスタムも見逃さないとは限らない。

また、アピールポイントを伝えることは、売却への本気度を見せることにもつながる。

8.売却時期を先延ばしにしない

基本的に、バイクの価値は時間経過とともに下がるものだと思ってもらって構わない。売却時期を先延ばしにすることは、高く売るという観点では基本的に不利になるものだと頭に入れておこう。

ただし、冬はバイクの買い取り額が渋くなることもある時期であるため、冬でもすぐ決断したほうが良いかと言われると、やや話が変わってくる。春の繁忙期に向け、2月頃から買取額が戻ってくる傾向もあるため、そこまで待ってみるのは一つのテクニックだ。

それ以外の場合は基本的には即決断したほうが、良い結果に繋がりやすいだろう。

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画像3: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?画像: 8.売却時期を先延ばしにしない

バイクの買取額を決める主な要素

ここからは、バイクの買取額を決める主な要素についてお伝える。以下全ての要素において、劣位がが見られない場合は、高く売れやすいバイクと思っていただいて良いだろう。

  • 年式
  • 走行距離
  • バイクの状態
  • 修復歴の有無
  • 現在の買取相場

1.年式

年式は新しいほど買取では有利だ。バイクの場合、5年落ちの値下がり率は50%〜40%が目安と言われている。もちろん、メンテナンス具合など他のマイナス要因がない場合であることを留意しておきながら、参考にすると良いだろう。

2.走行距離

走行距離も買取価格を決める大きな要因だ。世間では4ストエンジンの場合は10万キロ、2ストエンジンの場合は5万キロが区切りと言われることもあり、これを大きく超えるようだと買取価格は厳しくなる傾向がある。

3.バイクの状態

年式や走行距離に問題がなくても、バイクの状態が悪ければもちろん買取価格も渋くなる。特にエンジンがかかるかどうかは最重要項目の一つで、他で言えば電装品や足回りの状態も重要だ。また、ボティのキズや凹みの状態も見られるだろう。

4.修復歴の有無

「修復歴」とは、事故などによってフレーム部分まで損傷が至っているかどうかを表す用語だ。ダメージがフレーム骨格まで至っている場合は、修理しても「修復歴あり」となるし、逆にそこまでダメージが至っていない場合は、修理しても「修復歴あり」とはならない。

修復歴ありの場合、買い手が敬遠する傾向にあることから、買取額も下がりやすい傾向が見られる。

5.現在の買取相場

買取価格は市場での人気によっても変わってくる。ほとんどの買取店は、現在の世間での買取相場(業者間オークションでの落札額など)を基準に買取価格を決めている。

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画像4: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?画像: 5.現在の買取相場

バイクを高く売るための注意点3つ

続いて、バイクを高く売るため、もしくは手残りを多くするための注意点についてお伝えしようと思う。知らずに損することを避けるために、以下を頭に入れておこう。

  • 査定前にキズや凹みは修理する必要はない
  • 冬に売らない
  • 査定時に隠し事をしない

1.査定前にキズや凹みは修理しない

バイクはキレイな状態で査定に出したほうが有利ではあるが、キズや凹み、サビに関してはそのままにしておくのが無難だ。

というのも、修理費用は高額となることが多く、修理しないで買取に出した場合の金額と、修理した場合の買取金額を比較したときに、修理しないほうがお金は手元に残ることがほとんどだからだ。

同じく、ちょっとしたキズだからと市販のコンパウンド(研磨剤)を使い自分で修理しようとするのは止めたほうが良い。もし、素人がコンパウンドでキズ消しをすると、塗装のほかの部分にキズを付ける恐れがあるほか、磨きすぎて塗装が剥げて下地が出る恐れがある。

買取査定前にキズや凹みを修理することは、リスクが大きいので、そのままの状態で査定に出すことをお勧めする。

2.冬に売らない

バイクは、国内では季節性の高い乗り物だ。ツーリングといえばゴールデンウィークや夏休みなどが人気であり、まさか冬に免許を取得して冬場にバイクでツーリングに出かける計画を立てる人はいないだろう。

ライダーは、長い冬が過ぎ去るのをひたすら待ち続け、春になると同時にツーリングに出かける。そのため、新しいバイクを購入する場合も春が一番需要の高まる季節というわけだ。

具体的にいつがバイクの売却に適切な時期かというと、2月や3月といった冬が終わりを告げる頃がバイクを高く売れる。そして、4月や5月には、夏休みに向けた仕入れをバイク店が行うので、この時期も比較的高く売れる時期になる。

この2つに時期を逃すと、バイクの価格は下がり始め、秋が終わりを告げる11月になるとバイクの価格は下火となる。バイクを高く売りたければシーズンオフに入る頃は避けるのが賢明だ。売りたい時に早く売るのが鉄則ではあるが、急いでなければ冬のシーズンは避けるという判断もありだろう。

3.査定時に隠し事をしない

バイクの査定士は、何か隠し事はしていないかなど、売却依頼者の様子を見ている。ベテラン査定士になれば、嘘の申告をしていてもすぐに見抜くことができるので、査定額は期待した金額から程遠く低いものになるだろう。

また、査定時に隠し通せたとしても、それは契約不適合責任に問われることもある。嘘をつくことや隠し事はとても危険な行為なので、査定ではやってはいけないと強く認識してこう。

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画像6: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?画像: 3.査定時に隠し事をしない

バイクを高く売るには個人店よりも大手の方が有利って本当?

画像: バイクを高く売るには個人店よりも大手の方が有利って本当?

大手を選ぶか、個人店を選ぶかは非常に難しい問題だ。結論、大手の方が安定的で、個人ショップはバラツキが大きいというイメージかと思う。

大手は販路が多いため買取額も安定的

大手買取店は販路も多く、業者オークションで捌くこともできるため、売れ残りのリスクは個人店よりも少なく、その分買取価格は安定していると言える。

また、マニュアルで査定に関する決まり事があることも、買取価格が安定している要因と言えるだろう。

少し脱線するが、バイクの買取価格(査定額)は以下のように決まる。

【バイクの買取価格を決める計算式】

落札相場-コスト-会社の利益=査定額

買取店は車種と年式、そしてバイクの状態を過去の落札データと照らし合わせ、落札価格を予想している。ここから人件費や輸送費、オークション出品手数料などのコスト、さらに会社の利益を差し引いてバイクの買い取り価格を決定しているという仕組みだ。

ここで、買取業者間で大きく異なるのが、会社の利益部分だ。落札相場とコストは、どこも同じような金額設定になるが、会社の利益はその会社のさじ加減一つで決まる。

つまり、会社の利益を大きく設定しているところに査定を出すと、思ったより査定が低いと感じる現象が生じる。ということは、複数の買取業者で査定を行うことがいかに大切かわかるだろう。これが先ほど複数の査定をとることが高く売る秘訣だと説明した理由だ。

個人店に高く売れるかはタイミング次第

バイク店への売却は、よほどタイミングが合わない限り高く買い取ってもらうことが難しいといわれている。街のバイク店では、バイクを転売することが目的だ。特に小さなバイク店はオークションに出入りすることができないので、買い取ったバイクは、次のライダーに販売するしかない。つまり、オークションに出品するよりも売れ残りのリスクが大きく、どうしても慎重な価格設定が強いられる構造になっている、ということだ。

一般的に、街のバイク店もコストを計算して買い取る。それは市場で流通している中古バイクの価格からどのくらいの利益を出せるか計算している。一般には、直ぐに売却先が現れることを想定していないので、相場の値下がり分を含めて買取価格を設定しているため、安く査定される傾向が強い。

しかし、街のバイク店の顧客にあなたが今乗っているバイクが欲しい人がいれば、かなり願ってもないチャンスともいえる。それは、街のバイク店は買取で利益を出し、そして転売でさらに利益を出すことが確定するからだ。この場合は、買取業者よりも高くバイクを買い取ってくれる場合もある。

もし仲の良いバイクショップがある場合は一度スタッフに相談してみるのも手だ。タイミングがあえば納得いく価格で買い取ってもらえる可能性もあるだろう。

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画像: 個人店に高く売れるかはタイミング次第画像7: バイクを高く売るための8つの工夫!高額査定を引き出す効果的な準備とは?

まとめ

バイクの全国平均買取相場という指標は存在しない。バイクは同じ条件の同じバイクでも全て状態が異なることから、買取価格も1台ずつ全て大きく異なる。そのため、査定で出た金額はあなただけのバイクの価格だ。

バイクを賢く高く売る方法は、多くのお店で査定を行う事。査定した数だけバイクの査定額も異なり、買取店での価格交渉にも使用できるメリットがある。

そして、バイクは季節商品であり、春先が一番高く売れることを念頭に行動することが重要だ。もちろん、バイクをキレイにして大事に扱って生きたことをアピールすることもお忘れなく。

文:小泉嘉史 / 伊藤フミヒト

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