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ホンダ新型「CBR600RR」メカニズム解説

効果的にダウンフォースを生むウイングレットを装備。コーナー進入時や旋回時の安定性、フロントタイヤの荷重を高めている。

ウイングの配置、形状、角度を吟味しつつ、翼端板の形状も工夫して渦の発生を抑え、スムーズな空気の流れを生み出している。

タイヤハウスに導入する空気の流速や圧力の配分、アウトレットの排風効率向上を図り、ラジエターの冷却効率も大きく高められた。

ブレーキは310㎜ディスクにトキコ製ラジアルマウントキャリパーの組み合わせ。ホイールは荷重分布を均一化するデザイン。

フロントの倒立フォークはショーワ製のBPFで、従来型から継続採用。今回アウターチューブを延長してセッティング幅を広げた。

リアサスペンションは、外乱をフレームに伝えにくい構造のユニットプロリンクを継承。撮影車の装着タイヤはダンロップ。

動弁系パーツの見直し、クランクの材質変更、吸入ポート変更など、エンジンの改良は多岐にわたり、121PSの最強パワーを達成。

各部のパイプサイズを見直し、キャタライザーも大型化して、高回転・高出力化と環境性能の向上を両立。単体重量も抑えた。

スロットルのボア径をφ40㎜からφ44㎜に拡大。図のように吸気経路も最適化することでリニアなレスポンスも実現する。

パワーモードは全部で5段階。過渡特性は異なるが1と2はフルパワーで、3以降は徐々に出力も絞った設定としている。

走行ペースに合わせた3つのモードに加え、好みのセッティングを記憶できる2モードを用意。

センターラムエアシステムの採用は高回転域でのパワーの伸びと、胸のすくようなフィーリングに大きく貢献している。

いまやスポーツモデルには必須アイテムとなったクイックシフター。アップ/ダウン対応のものをオプション設定している。

4個のパーツを組み合わせたアルミダイキャストフレームは、エンジンを重心に近い位置にマウントするレイアウトを採用。

スイングアームは内部構造を最適化するとともに各部の板厚を見直すことで、単体で150gの軽量化も果たした。
ホンダ新型「CBR600RR」足つき性・ライディングポジション
CBR600RRのシート高:820mm
ライダーの身長:164cm

タンクシェルター上面を10mm下げることでライダーのヘルメット位置を下げ、前面投影面積を低減。空力特性を向上している。
ホンダ新型「CBR600RR」主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2030×685×1140mm |
ホイールベース | 1375mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 194kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 599cc |
ボア×ストローク | 67.0×42.5mm |
圧縮比 | 12.2 |
最高出力 | 89kW(121PS)/14000rpm |
最大トルク | 64N・m(6.5kgf・m)/11500rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜06' |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 160万6000円(消費税10%込) |
文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝/モデル:梅本まどか