パフォーマンスが第一のスーパースポーツマシンであっても、その性能を存分に発揮するためにはライダーの使い勝手のよさが大切。CBR1000RR-R・ZX-10R・パニガーレV4S・S1000RRのライポジやタンデム、スイッチの扱いやすさを比較!
ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」/税込価格:278万3000円
パワースペックだけでなく、新型CBRは電子制御の多機能化も大きなポイント。ライディングモード3種類、サスペンションモードのオート/マニュアル切り替え、各種電子制御デバイスの段階調整、5種類もあるメーター表示など、選択メニューも切り替えメニューも従来にはなかった多さなので、オーナーが左スイッチボックスを操作する頻度は高そう。性能は最高だが予習もしっかりしておく必要がありそうだ。
カワサキ「Ninja ZX-10R SE」/税込価格:270万6000円
モデルチェンジを2年前に敢行したZX-10Rだが、快適性や使い勝手の良さは電子制御サスを備えたSEならではのもの。想像以上に乗りやすいが、欲を言えば多機能な分、大型TFTメーターが欲しいところ。
ドゥカティ「PANIGALE V4S」/税込価格:344万2000円
鳴り物入りでやって来た新型CBR1000RR-Rを迎え撃つ一番手はやはりパニガーレV4。スタイリングやパフォーマンスが注目されがちだが、スイッチ類のデザインや直感で操作できるエルゴノミクスなどには一日の長がある。
BMW「S 1000 RR」/税込価格:231万3000円~283万4000円
戦闘的要素が一層強まった最新スーパースポーツたちから乗り換えると、S1000RRはライディングポジションの自由度が高く、扱いやすい印象を受ける。メニュー操作などに慣れがいるのは他車と同じだ。
まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、鶴身 健/ライダー:宮崎敬一郎・大関さおり