第1位
ホンダ CT125・ハンターカブ
メーカー希望小売価格(税込):44万円

【主なスペック】
全長×全幅×全高:1960×805×1085㎜
ホイールベース:1255㎜
最低地上高:165㎜
シート高:800㎜
装備重量:120㎏
エンジン形式:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
ボア×ストローク:52.4×57.9㎜
排気量:124㏄
最高出力:8.8PS/7000rpm
最大トルク:1.1㎏-m/4500rpm
変速機形式:4速リターン
燃料タンク容量:5.3L
キャスター角:27°
トレール量:80㎜
タイヤサイズ前・後:80/90-17・80/90-17
往年の遊び心に最新技術を融合! 名車ハンターカブ、現代に復活!
見事、原付二種クラスでトップとなったのは、CT125・ハンターカブ。クロスカブ、スーパーカブC125と魅力的なニューモデルが揃い、近年ジワジワ盛り上がってきたカブ人気をさらに加速させる1台だ。
CT125・ハンターカブは、カブにオフロード風味を加えた個性的モデルとして人気だった、往年のハンターカブを最新125ccとして復活。折からのアウトドアブームもあって脚光を浴び、なんと発売開始前にバックオーダーを抱えるという人気の過熱ぶりでも話題となった。

往年のハンターカブの雰囲気に、現代的な装備を加えたスタイルに加え、スーパーカブC125ベースに各部を強化したフレームへ、低・中速域での力強く、キックペダルも装備したエンジンを搭載。余裕のあるポジション、大容量燃料タンクと合わせて、ロングツーリングも苦にならない懐の広さだ。
通勤通学はもちろん、シャレた街乗り、ツーリングまで柔軟にカバー。新時代のハンターカブも、多くのライダーに長く支持される名車になりそうだ。

ヘッドライトの大きさやウィンカーの位置関係、形状はCT110をイメージ。しかしCT125は現代モデルらしく、ウインカーやヘッドライトにすべてLEDランプを採用。

モンキー125にも似たメーターは、丸型1灯、反転表示のデジタルを採用。燃料計と、オド&ツイントリップを表示する多機能メーターで、機能的には必要十分だろう。

エンジンはタイホンダのWAVE125用と共通の空冷SOHC2バルブの新世代ヨコ型125㏄エンジン。ギア比はC125よりもドリブンスプロケットが3丁大きい加速型となっている。

マフラーはハンターカブイメージを強調するアップマフラー。吸入口がマフラーと逆サイドの同じ高さほどにレイアウトされているため、ある程度の高さまでであれば走行可能。

フロントのみABS機能をもつブレーキは真円ローター+2ピストンキャリパーを採用。タイヤは舗装路はもちろん、軽ダートにも入って行けるセミブロックパターンのIRC製。

テールランプ&ウィンカーもLEDを採用。幅409m×前後長477㎜の大型キャリアは荷物の積載も便利で、エマージェンシーではこのままのタンデムも短距離なら平気だった。

シート高は800㎜と、このクラスにしては足つき性は良くない。ただ着座位置を前にずらせば車重が軽いこともあって身長150㎝台のライダーでも不安なし。ライダーは163㎝。

まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔、島村栄二
※このランキングは、月刊『オートバイ』2020年10月号で発表したものになります(投票期間は2020年6月1日~8月15日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。