というわけでオイル交換するぞ。
注意!
記事内の画像では影山さんが素手で作業してますが、くれぐれも作業グローブなどで手を守ってください。
まずはオイルを抜くまで。
というわけでおもむろに影山さんがオイルドレンパンを拭き始めた。
まずキレイにしておかないと、出てきたオイルの状態がつかめなくなりますから、これ大事です。
オイルが冷えているとなかなか出てこないので、軽く暖気してオイルを温めておくと楽です。
温めすぎると危険なので、あくまで軽くでお願いします。
で、ほんのりとあったまったらエンジン止めて、今度こそオイル交換。
ドレンボルトを緩める前に、オイルレベルゲージを抜いておいて、オイルを出やすくします。
で、しばらく放置するとオイルが出なくなりますよね。でもまだオイル残ってるのよ。というわけで、ぐいっとな。
古いオイルはなるべく抜いておきたいので、車体を軽く傾けて残ったオイルを出します。
大きく傾ける必要はないので、軽くで大丈夫です。くれぐれも安全に配慮してお願いします。
オイルが抜けたらキック付け根のオイルシールも交換しちゃおう。
で、オイル交換時にはキックシャフト付け根のオイルシール交換も。ただ、若林のカブはちょっと前に交換したばっかなので、撮影は別の車両で。
外すとこ撮り忘れたけど、キックアームは10mmのレンチで外せますよ。
ボルトを完全にぬいたら、キックシャフトからキックアームを抜くと、こうなる。
そして古いオイルシールの取り外しですが、再利用はできません。外すときに、古いオイルシール自体には気を遣わなくて大丈夫です。
ただオイルシール周辺には傷をつけないように、相当気をつけて下さい。特にシャフト本体に傷を付けると、そこからオイルが滲んできます。
新品のオイルシールを取り付ける際に、慣れてないとキックシャフトのセレーション(ギザギザ部分)で、オイルシールの接触面を傷めてしまう事があります。
そうなるとまたオイルシールとして機能できないので、薄いテープをキックシャフトに巻いて傷つかないようにしておくと安心です。
で、手では最後まで入れられないのよ、これ。
なので押し込む道具が必要になるんだけど、カビィさんとかのプロは押し込む道具を自作してるのね。
というわけで、カビィさん愛用の「キック付け根のオイルシール押し込む君」の寸法を頂いて、同様に使えそうなものを見つけましたよ。
それが前ページで書いた塩ビパイプ。amazonのリンクにしたけど、ネットだと送料高いのでホームセンターで買うのがオススメ。
あ、断面だけは軽くやすりをかけて滑らかにしておいてね。
押し込む君のせいで傷ついてもいけないので。