トライアンフ「トライデント660」の発売日と価格
トライアンフは、3気筒エンジンを搭載したミドルクラスのニューモデルに関して、2020年8月・9月と連続でプロトタイプを発表してきました。
そして10月30日、ついにその全貌が明らかに。合わせて、日本での発売日・価格も決定しております。
車名:TRIDENT 660
メーカー希望小売価格:税込97万9000円
発売日:2021年1月23日(土)
開発にあたり4年の歳月をかけてきたニューモデルは、新たな世界戦略車を目指すミドルウェイトロードスター。大型バイクの価格高騰が進む昨今で、日本での販売価格は100万円を切ったというのが第一の注目ポイントでしょう。
それでは特徴を紹介します!
トライアンフ「トライデント660」の特徴
スタイリング、カラーバリエーション
トライアンフが「ミドルウェイトロードスター」と称す、トライデント660は、一般的なカテゴリーでいうと、ネオクラシックに該当しそうです。
丸目一灯のLEDヘッドライト、ニュートラルなポジションで乗れるハンドルやシート、ステップ位置。そして、660cc3気筒エンジンを搭載していながら、装備重量189kgという軽量さも魅力でしょう。
シート高は805mm。シート形状からして、脚を下ろしやすそうで、数値以上に足つきはよく感じられそう。総じて、大型バイク初心者の方でもフレンドリーに扱える仕上がりとなっていそうです。
カラーは一挙に4色発表されました。スタイリング、カラーリングともにトライアンフならではの、スポーティかつ気品を感じさせるデザインとなっています。
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エンジン
エンジンは新設計の水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒。総排気量660cc。
最高出力は81PS/10250rpm 、最大トルクは64Nm/6,250rpmを発揮。ほぼすべての回転域で最大トルクの90%以上が得られるとのことで、力強いトルク感が堪能できそうです。
サイレンサーもトライデント660に合わせて造られた新型。特徴である3気筒エンジンを引き立てる深いサウンドが特長とのこと。流行りのショートタイプのデザインで、後輪周りがすっきりとしています。
ミッションは6速で、アシストスリッパークラッチを標準装備。クイックシフターはアップ&ダウンに対応するものをオプションで用意しています。
サスペンション、タイヤ、ブレーキ
サスペンションは前後ショーワ製を採用。フロントフォークは倒立式。トラベル量は120mm。リアサスペンションは、プリロード調整機能を搭載するモノショック。トラベル量は133.5mmです。
タイヤサイズは、前後17インチ。ミシュランのスポーツツーリングタイヤ「ロード5」を履いています。
ブレーキはニッシン製。フロントはΦ310mmダブルディスクで2ピストンキャリパー。リアはΦ255mmシングルディスクでシングルキャリパー。もちろん前後ともにABSを搭載。
電子制御システム
トラクションコントロールとスロットルマップの調整が可能。ライディングモードは「ロード」と「レイン」の2種類。
メーターはシンプルな丸型。ですがTFT液晶を採用した最新のもの。Bluetoothを内蔵していて、スマホやGoProとの接続が可能となっています。
メンテナンス性、カスタム
最新のトレンドである装備をしっかりと押さえながら、価格が魅力的なトライデント660。
無駄をそぎ落としたデザインは、メンテナンス性の高さにも繋がっており、トライアンフは、3年間の定期点検において、同カテゴリーで最小レベルの点検時間工数だと発表。所有後のことを考えると、大きなメリットといえそうです。
また、トライアンフは、すでに45種類の純正専用アクセサリーを用意。実用的なグリップヒーターやグラブバーをはじめ、バーエンドミラーやメーターバイザーなどもラインナップ。
カスタムをおもいっきり楽しむバイクとしても魅力的な一台です。
まとめ:西野鉄兵