GSX1100S カタナの系譜
1981年 GSX1100S カタナ
サイドカバー部の大型チョークダイヤルなどデザイン面の注目度は抜群。GSX1100Eベースのエンジンはファインチューンで6PSアップを達成。
1983年 GSX1100S カタナ (SD)
通称SD。シルバー1色の外装パーツがツートーンとなり、エンジンやフロントフォークボトムケースも黒に。ホイールは6本スポークへ変更。
1984年 GSX1100S カタナ(SE)
SEと呼ばれるモデルで、前作にあたるSD同様のツートーンカラーを採用。レッドの部分が拡大し、テールカウルもブラックとなる。
1990年 GSX1100S カタナ
スズキ創業70周年を記念モデルとして、限定1000台がこの年に再販された。ブレーキレバーやホースなどが変更された他はSE型と同じ内容。
1994年3月 GSX1100S カタナ
大型オイルクーラー、電動パワーアシストクラッチ、リザーバー別体リアショックなど、豪華装備を満載して国内市販。ファンの熱いリクエストに応えた。
2000年3月 GSX1100S カタナ
最終モデルとして1100台限定の「ファイナルエディション」が登場。FブレーキはΦ300 mmローター+4ポッドキャリパーになり、チューブレスタイヤ採用。
GSX750Sの系譜
1982年2月 GSX750S
国内向けの750ccバージョン。当時の規制により極端なアップハンドルに変更。スクリーンも外され、1100から大きくかけ離れたスタイルとなった。
1983年3月 GSX750S
認可基準の見直しでスタイルが1100に近づいた750カタナの2型。シート形状も変更を受けた。さらに当時流行のフロント16インチホイールまで採用。
1984年3月 GSX750S カタナ
750カタナの3型リトラクタブルヘッドライトが特徴のスズキ社内デザインに。空冷最強の77馬力エンジンはTSCC装備で、サスはフルフローター。このモデルで車名が正式に「GSX750S カタナ」になる。
1986年2月 GSX750S カタナ
リトラクタブルライトが印象的な後期の750カタナだが、メタリック塗装を採用し、フレームはシルバーとしたこの1986年型が最終型となった。
GSX250S カタナ/GSX400S カタナの系譜
1991年5月 GSX250S カタナ
細部に至るまで、250ccにサイズに合わせてそのまま縮小したかのように再現。手軽にカタナスタイルを味わえるモデルとして人気を集めた。
1992年4月 GSX400S カタナ
250と同様に、1100カタナのスタイルを400ccクラスの車体サイズで忠実にスケールダウンしつつ再現。エンジンはGSX-R 400譲りの水冷直4エンジンだ。
文:中村浩史/写真:松川 忍/車両協力:ユニコーンジャパン