ヨーロッパで永きに渡る人気スクーターシリーズ!

Honda Motor Europe Ltd:SH350i (2021年モデル)
ヨーロッパでは過去36年間で100万台以上のセールスを記録した、コンパクトな車体にフラットフロアのステップスルーデザインと大径ホイールが特徴的なスクーター「SH」シリーズ。そのSHスクーターシリーズの中でも、279ccの最大排気量を誇りEURO4対応のSH300iが2015年にデビュー。
今回、トップエンドモデルとなるSH300iが排気量アップとEURO5対応、また各部のアップデートを行いモデル名も新たに「SH350I」としてデビューを果たす。

従来モデルと比べ排気量50ccアップ!
今回のモデルチェンジのトピックは、50ccもの排気量アップを図ったエンジンだろう。総排気量330ccとエンジンは、従来モデルと比べピークパワーで16%もの向上を実現し、エンジン回転数全域に於いて強力な加速力を得て、また最高速度も上乗せされたという。
さらに、エンジン排出基準EURO5に適合させつつ、30km/Lの低燃費を記録し、9.1Lの燃料タンク容量で270km以上の航続距離を実現する計算となる。

軽快なキャラクターはそのままに!
エンジン各部だけではなく車体回りなど細部に渡りリファインされ、排気量アップが行われたにも関わらず車両重量は全モデル同様となっている。軽量化のために洗練されたスチール製アンダーボーンフレームに、φ35mmテレスコピックフロントフォークとツインリアショックアブソーバー、そして前後16インチホイールの組み合わせの車体回りとなる。

先進的なSHマスク
現代的マスクを演出するヘッドライトはデュアルタイプのLEDランプを採用し、ハンドルバーナセルの上面にポジションライトを配備、兄弟モデルのSH125iと共通のフォルムを演出する。

大きく変化したメーター回りはLCD化を果たし、速度計に走行距離、またHSTCおよびABS操作などを含む警告灯類も美しいデジタル表示となる。

シート下にはフルフェイスヘルメットも収納可能なスペースを確保し、従来のACC充電器からモバイルデバイスの充電を容易にするUSB Type-Cソケットを新たに採用。

急制動によるABS動作時には、ハザードランプが点滅し周囲に状況を知らせる警告システムを新たに採用している。

2019年に行われたマイナーチェンジにて採用となったHonda Selecteble Torque Control(HSTC)とスマートキーは、今回のモデルチェンジに於いても引き続き採用。
The New 2021 SH350i Launch Film
youtu.beThe New 2021 SH350i Model Features
youtu.be新型SH350iのカラーバリエーション
【欧州にて発表されたカラー】
ブラック

パールクールホワイト

マットカーネリアンレッドメタリック

マットルテニウムシルバーメタリック

(オプション装着車)
【アンケート】あなたはどのカラーが好きですか?
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ホンダ「SH350i」(欧州仕様車)主なスペック
全長×全幅×全高 | 2160×742×1161mm |
ホイールベース | 1452mm |
最低地上高 | 157.8mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 174kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 330cc |
ボア×ストローク | 77×70.7mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 21.6kW/7500rpm |
最大トルク | 32N・m/5250rpm |
燃料タンク容量 | 9.1L |
変速機形式 | Vマチック無段変速 |
キャスター角 | 27.5° |
トレール量 | 99mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-16・130/70-16 |
ブレーキ形式(前・後) | 256mmシングルディスク・256mmシングルディスク |
まとめ:山口銀次郎