ヤマハ「MT-09 SP」2021年モデルの特徴
専用カラーをまとい、ハイクラスなサスペンション、クルーズコントロールを搭載
ヤマハは10月28日に3気筒スポーツネイキッド新型「MT-09」を発表し、大きな話題となりました。
スタイリングを一新、エンジンの排気量アップ、多彩な電子制御装備、フレームにまで手が入ったフルモデルチェンジとなっています。
そして、11月11日、上級仕様車の「MT-09 SP」が発表されました!
【比較画像】新型MT-09 と 新型MT-09 SP
【比較画像】従来型MT-09SP と 新型MT-09 SP
MT-09のスタンダードモデルと「SP」は、日本でも従来型が販売中。
従来型と同じく、新型も専用カラーを採用。このカラーは、ヤマハのスーパースポーツマシンのハイエンドモデル「YZF-R1M」とのリレーションシップを図ったもの。
レバーやハンドルバーをブラックアウトしているのは従来型と同様で、スイングアームはつや消しアルマイトの仕上げとなっているのが特徴的です。
従来型でもスタンダードモデルと「SP」の大きな差異となっているのがサスペンション。
新型も「SP」は、KYB製の倒立フロントフォークを採用。リアには細やかな調整が可能なオーリンズ製のサスペンションが搭載されています。
一番の注目ポイントは「クルーズコントロール」を新採用したことでしょう。新型MT-09は、YZF-R1ゆずりの6軸IMUを搭載し、複雑な電子制御を可能とし、多彩なライディングモードが楽しめます。
加えて、高速道路の巡航を快適なものにするクルーズコントロールが新型「SP」に搭載されたわけです。
11月11日16時現在、「SP」に関する国内のヤマハからの正式アナウンスはありませんが、すでにスタンダードモデルは、2021年春以降に発売を予定していると公表しています。
現行型でも「SP」がラインアップされていることを考えると、新型もスタンダードモデルと同時に発売されることも充分考えられますね。
続報が入り次第、再度お伝えします!
ヤマハ「MT-09」「MT-09 SP」(2021年モデル・欧州仕様車)主なスペック
※《 》内は「MT-09 SP」
全長×全幅×全高 | 2090×795×1190mm |
ホイールベース | 1430mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 825mm |
車両重量 | 189kg《190kg》 |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 890cc |
ボア×ストローク | 78.0×62.1mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 87.5kW(119PS)/10000rpm |
最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 108mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | 298mmダブルディスク・245mmシングルディスク |
まとめ:西野鉄兵