写真:井上 演/まとめ:オートバイ編集部
ドレミコレクションがカスタムしたZ900RS「Z1000R Style」
東京モーターサイクルショーで発表予定だった入魂モデル
カワサキ「Z900RS」が発売された当初から、Z1や、Z1000Jなどをイメージしたカスタムを積極的に提案しているドレミコレクション。オリジナルパーツも多くラインアップし、Z900RSオーナーとしては頼りになるカスタムパーツメーカーとなった。
とはいえ、Z900RSの純正タンクは個性的であるため、本格的なペイントで仕上げていても、Z900RSのスタイルチェンジであることが分かりやすかった部分もある。
しかし、今回、ここで紹介するカスタムは、外装形状そのものが大幅に変更され、まさに「見間違う」ほどの仕上がり。それを可能にしているのが、オリジナルのインナータンクだ。このインナータンクのおかげで、本来、丸みのあるタンクであるZ900RSも、Z1000Rらしい直線的な四角い外装の装着が容易となった。
単にオリジナルのリプロパーツを組み合わせるだけでなく、パーツの造形や取り付け位置、ステー、ペイントまでもが車体に合わせて調整されている。それによって、車体構成の違うZ900RSであっても、見間違うほどのZ 1000Rスタイルになっているのだ。
ドレミコレクションZ900RS「Z1000R Style」各部装備・ディテール解説
モチーフになった車両 カワサキ「Z1000R」(1982年)
AMAスーパーバイクでチャンピオンとなったエディ・ローソンを讃えて販売されたのがZ1000R・ローソンレプリカ。カワサキ=ライムグリーンを有名にした1台だ。
ベース車両 カワサキ「Z900RS」
2017年10月の東京モーターショーで世界初公開されたZ900RS。同年12月1日に発売されて大ヒット。その好調ぶりはいまだ健在で、新車・中古を問わず人気がある。エンジンは水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒・948cc。メーカー希望小売価格:税込135万3000円。