ニンジャ1000と共通のパワーユニットを持つオールラウンドツアラー、カワサキ「ヴェルシス1000SE」の2021年モデルにいち早く試乗してきたぞ! 新型はショーワ製の電子制御サスをアップデート、新たに「スカイフック」と呼ばれるシステムを採用して快適性に磨きをかけている。
文:和歌山 利宏、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

カワサキ「ヴェルシス1000SE」主なスペック

2021年モデル・欧州仕様車の諸元

全長×全幅×全高2270×950×1490(ハイポジション1530)mm
ホイールベース1520mm
最低地上高150mm
シート高840mm
車両重量257kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1043cc
ボア×ストローク77.0×56.0mm
圧縮比10.3
最高出力88.2kW(120PS)/9000rpm
最大トルク102N・m(10.4kgf・m)/7500rpm
燃料タンク容量21L
変速機形式6速リターン
キャスター角27゜
トレール量106mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W)
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・Φ250mmシングルディスク

カワサキ「ヴェルシス1000SE」カラーバリエーション

欧州では2色のカラーが発表されている。

エメラルドブレイズドグリーン/メタリックディアブロブラック/メタリックフラットスパークブラック

画像1: カワサキ「ヴェルシス1000SE」カラーバリエーション

パールストームグレー/メタリックディアブロブラック/メタリックフラットスパークブラック

画像2: カワサキ「ヴェルシス1000SE」カラーバリエーション

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  • 画像1: カワサキ「ヴェルシス1000SE」2021年モデル 試乗インプレ|最新の電子制御サスペンションが生む絶品の乗り心地!
  • 画像2: カワサキ「ヴェルシス1000SE」2021年モデル 試乗インプレ|最新の電子制御サスペンションが生む絶品の乗り心地!
  • 画像3: カワサキ「ヴェルシス1000SE」2021年モデル 試乗インプレ|最新の電子制御サスペンションが生む絶品の乗り心地!
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カワサキ「ヴェルシス1000SE」ライディングポジション・足つき性

シート高:840mm 
ライダーの身長・体重:161cm・53kg

画像1: カワサキ「ヴェルシス1000SE」ライディングポジション・足つき性

上体がアップライトで下半身にも余裕があるライポジ。それでいてコーナーを攻めても違和感がない。足着き性はあまり良くないが、国内仕様に標準のローシートならシート高が820mmになり、かなり改善されるはずだ。

画像2: カワサキ「ヴェルシス1000SE」ライディングポジション・足つき性

カワサキ「ヴェルシス1000SE」各部装備・ディテール解説

画像: カワサキ「ヴェルシス1000SE」各部装備・ディテール解説

基本的なデザインは昨年登場した初期型から大きな変更はない。2021年モデルの外観上の特徴は主にカラーリングで、今回はグリーンとグレーの2色が用意されているほか、欧州では電子制御サスペンションなしの「S」というグレードも登場している。

画像: カワサキのスポーツバイクらしい、逆スラントノーズに鋭い眼光のLEDヘッドライトの組み合わせ。スクリーンは上下無段階に調節可能。

カワサキのスポーツバイクらしい、逆スラントノーズに鋭い眼光のLEDヘッドライトの組み合わせ。スクリーンは上下無段階に調節可能。

画像: ニンジャ1000ベースの1043㏄ユニットは熟成を重ねた完成度の高いもの。低中域の豊かなトルクとスムーズなレスポンスを楽しめる。

ニンジャ1000ベースの1043㏄ユニットは熟成を重ねた完成度の高いもの。低中域の豊かなトルクとスムーズなレスポンスを楽しめる。

画像: アップ/ダウン対応の非接触式クイックシフター(KQS)も装備。アシスト&スリッパークラッチも標準となっている。

アップ/ダウン対応の非接触式クイックシフター(KQS)も装備。アシスト&スリッパークラッチも標準となっている。

画像: サイレンサー形状はユニークな多角形断面タイプ。リアサスはショーワ製BFRCライトに電子制御を加えたタイプのKECSを装備する。

サイレンサー形状はユニークな多角形断面タイプ。リアサスはショーワ製BFRCライトに電子制御を加えたタイプのKECSを装備する。

画像: ショーワ製のEERAをベースとする電子制御サスペンション・KECSをSEは標準装備。今回から制御系がアップデートされた。

ショーワ製のEERAをベースとする電子制御サスペンション・KECSをSEは標準装備。今回から制御系がアップデートされた。

画像: 肉厚で座り心地に優れる2ピースのシート。試乗車は欧州向けで、国内仕様のシートより20㎜高い仕様のものが付いていた。

肉厚で座り心地に優れる2ピースのシート。試乗車は欧州向けで、国内仕様のシートより20㎜高い仕様のものが付いていた。

画像: 独特のレンズ形状が特徴的なテールランプはLED。ウインカーも細身のLEDだ。大きなリアキャリアは堅牢な造りが魅力。

独特のレンズ形状が特徴的なテールランプはLED。ウインカーも細身のLEDだ。大きなリアキャリアは堅牢な造りが魅力。

画像: ライディングモードの切り替えや各種メニューの切り替え用に、左スイッチボックスにはこのようなセレクトボタンが用意される。

ライディングモードの切り替えや各種メニューの切り替え用に、左スイッチボックスにはこのようなセレクトボタンが用意される。

画像: ニンジャH2と同系統のデザインを採用するメーターは、大きなカラーTFTモニターに各種モード表示や車体の加減速状況も表示可能。

ニンジャH2と同系統のデザインを採用するメーターは、大きなカラーTFTモニターに各種モード表示や車体の加減速状況も表示可能。

画像: 純正アクセサリーでパニアケース、トップケースも用意されているが、欧州仕様にはこれらをパッケージした「GT」グレードもある。

純正アクセサリーでパニアケース、トップケースも用意されているが、欧州仕様にはこれらをパッケージした「GT」グレードもある。

文:和歌山 利宏、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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