2021年2月1日に全国のカワサキプラザで販売開始!
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、カワサキ
カワサキ「メグロK3」各部装備・ディテール解説
カワサキ「メグロK3」主なスペックと価格
全長×全幅×全高 | 2190×925×1130mm |
ホイールベース | 1465mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 790mm |
車両重量 | 227kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 773cc |
ボア×ストローク | 77.0×83.0mm |
圧縮比 | 8.4 |
最高出力 | 38kW(52PS)/6500rpm |
最大トルク | 62N・m(6.3kgf・m)/4800rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
キャスター角 | 27゜ |
トレール量 | 108mm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19M/C 57H・130/80-18M/C 66H |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmシングルディスク・Φ270mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 127万6000円(消費税10%込) |
カワサキ「メグロK3」デザイナーズ・ボイス
時代を超えて愛される「メグロ」の魅力
メグロK3のスタイリングで一番気を使ったのは「ジジ臭くならないこと」でした。
伝統と新しさをバランスよく備えることで、時代を超えてライダーの皆さんに受け入れていただけるデザインとなるよう気を付けました。タンクを銀鏡塗装にしたのは、メグロK3は復刻版ではなく現代のバイクなので、最新の技術を入れたかった、という理由と、W650のときすでにメッキ仕様を出していた(2003年)ので、同じことはしたくなかったからです。
個人的には、メグロK3はセンタースタンドを立てて停め、近くのベンチに腰を下ろし、低めの目線で真横から眺めたときが一番美しいと思っています。とても贅沢なバイクに仕上げましたので、ぜひ楽しんで下さい。
メグロの歴史
カワサキ二輪事業の礎となった名門
メグロ(目黒製作所)は、1924年に創業した日本の名門オートバイメーカーで、1937年に最初のモデル「メグロZ97」を発表。日本を代表する、大排気量のスポーツモデル専業メーカーであり、その高品質なオートバイは当時のライダーの憧れの的でもあった。
その後、戦時中はオートバイの製造を中断するが、戦後に製造を再開。1950年代に発売されたモデルは、浅間火山レースで活躍するなど大きな功績を残す。しかし、業績が徐々に悪化、その結果1960年に川崎航空機工業(現:川崎重工業)と提携を開始。その後、1964年に川崎航空機工業に吸収されたが、カワサキのオートバイ部門の成立において、大きな役割を果たしたのである。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、カワサキ