「故障や事故などでもう動かすことができないバイクの処分に困っている・・・」
こんな悩みを抱えていないだろうか?
実は、動かないバイクの処分もバイク買取業車に依頼すると簡単にできる。かつ、もしかしたら現金化できるかもしれないのだから、一度は買取店で査定をとってみよう。
もしそこで値段がつかなければ通常の廃車処分をすればいいだけなので、少しでも値段がつきそうだと思ったらまずは買取店に相談してみることが大切だ。
この記事では、動かないバイクの処分方法を詳しく解説。買取店で査定がつかなかった場合の処分方法も解説しているので、ぜひこの記事を参考に、お得に、そしてスムーズに廃車処分を進めよう。
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動かないバイクを処分する方法は6つ
動かないバイクを処分する方法は6つ。
バイクの状態や何を優先して処分を進めたいかなどの、自分のニーズにあった処分方法を選ぶことをおすすめする。
具体的には以下の通りだ。
- もしかしたら値段がつくかも・・・買取会社への売却
- 手間をかけずに費用を抑えたい・・・廃車専門業者への売却
- 付き合いのあるバイクショップがある・・・バイクショップでの処分
- 無料で処分したくて運搬手段もある・・・二輪車リサイクル指定引取場所での処分
- 多少の費用負担で確実に処分したい・・・廃棄二輪車取扱店での処分
- 他の方法では処分することができなかった・・・廃品回収業者での処分
①「もしかしたら値段が付くかも」と思ったら買取会社に査定を依頼
故障や事故などによって動かすことができなくなり価値が無いように思えるバイクであっても、買取会社に査定を依頼すれば値段が付く可能性がある。それには次のような理由がある。
- 修理して販売する
- 車体としては価値がなくてもパーツとして価値があることがある
- 海外に輸出する
たとえわずかな金額であったとしても価値が無いと思っていた動かないバイクが、現金に変わる可能性があるので、まずは最初に選ぶべき処分方法と言えるだろう。
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買取会社に依頼するメリット
- わずかでも現金収入を得ることができる可能性がある
- バイクの保管場所まで査定に来てくれる
- 双方の条件が合った場合はそのままバイクを引き取ってくれる
- 希望すれば廃車手続きを無料で代行してくれる
- 査定の結果値段が付かなくても無料で引き取ってくれる
このように他の処分方法にくらべて買取会社に処分を依頼するメリットは多い。
買取会社に依頼するデメリット
- 動かないバイクの状態によっては有料での引取りになることがある
- 買取会社によっては査定のための出張費用を請求するところがある
このようにいくらかでも現金になることを期待して買取会社に処分を依頼したのにも関わらず、期待に反して費用がかかってしまうこともあるのが現実だ。
買取会社ならどこでも良いのではなく、複数の買取会社の中から希望に合うところを選ぶことが大切だ。
買取会社の選び方
めぼしい会社が見つかったら次のポイントを電話で確認してみよう。
- バイクの状態を伝えて査定で値段がつきそうか
- 値段が付かなくても無料で引き取ってくれるかどうか
- 引取りが無料ではない場合、引取り料はいくらか
- 査定に来てもらうための出張費を請求されるかどうか
電話で確認した結果なんらかの費用が発生しそうなことが分かった場合は、その買取会社を選ぶのは一旦やめておこう。費用をかけて処分するなら買取会社以外にも方法はあるし、そもそもいくらかの現金収入があるかもしれないことを期待しての買取会社選びだからだ。
優良な買取会社の一例として「バイク王」を紹介しておこう。
動かないバイクの買取を依頼するにあたってバイク王が有利な点は次の通り。
- 出張査定は無料
- LINEで写真を送ることでおおまかな査定金額がわかる
- 一部離島を除いて日本全国をカバーしている
- 3万円未満であればその場で現金で買い取ってくれる
先にあげた買取会社に確認すべきポイントをすべてクリアできていることが分かるだろう。
特に出張買取で手間なく不動車バイクを処分できること、出張査定は無料で行ってくれる点はメリットとして大きい。
「売れるかどうかわからないけど一度査定だけでもとってみたい」と言う場合は出張査定を依頼してみよう。もしそこで買取価格がつかなければ次の方法を考えるというのが最もお得な処分方法だ。
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②手間をかけずに費用を抑えたいなら廃車専門業者に処分を依頼
動かないバイクを買取会社に処分を依頼すると処分に要する費用が1万円を超えることがわかった場合には、買取会社ではなく
廃車専門業者に処分を依頼することを検討しよう。廃車専門業者とはバイクを無料で処分することを専門的に行っている業者のことだ。プラスで価格が付くことはあまり無いが無料で処分してもらうにはベストな選択肢の一つと言えるだろう。
廃車専門業者に依頼するメリット
- 動かないバイクを無料で処分してくれる可能性が高い
- 引取りに来てくるので運搬の手間がかからない
- 希望すれば廃車手続きを無料で代行してくれる
- 地域密着型の業者が多く対応が早い
このように無料で処分することを最優先に考えるなら廃車専門業者に依頼するメリットは多い。
廃車専門業者に依頼するデメリット
- 動かないバイクの状態によっては有料での引取りになることがある
- 廃車専門業者によって対応がまちまちである
無料での処分を期待して廃車専門業者に処分を依頼したのにも関わらず、期待に反して費用がかかってしまう可能性もある。また全国規模の組織ではなく地域密着の小規模な業者がほとんどで、対応もそれぞれ違うのがネックとなるだろう。複数の廃車専門業者をあたってみて、その中から希望に合うところを選ぼう。
廃車専門業者の選び方
ホームページの内容をざっと確認し、ある程度業者を絞りこめたら、次のポイントを電話で確認しよう。
- 動かないバイクの状態を伝える
- 無料で引き取ってくれるかどうか
- 出張費などを請求されないかどうか
電話で確認した結果、費用がかかることは無いことが分かれば、その業者に依頼するのが正解だ。しかしなんらかの費用がかかる可能性がある場合は、即決はせずに他の処分方法と比較検討をしたほうがいい。
例えば廃車専門業者よりも買取会社の処分費用の方が安価であったのなら、廃車専門業者ではなく買取会社に処分を依頼することも選択肢の一つになるだろう。
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③付き合いのあるバイクショップがあるならそのショップに処分を依頼
- 長い付き合いがある
- これまでに何台かバイクを購入している
上記のような関係性のあるバイクショップがあるなら、動かないバイクの処分について相談してみる価値がある。買取会社のように査定で値段が付くということは少ないが、良心的な対応をしてもらえて安心してバイクの処分を任せることができる。
バイクショップに依頼するメリット
- これまでの関係性から無料で処分してくれる可能性がある
- 処分費用は有料でも良心的な価格を提示してくれることが多い
- バイクの買い替えの予定があるならさらに良い対応を期待できる
このように無料であることを最優先するのではなく、比較的安価に良心的な対応を期待できるのがバイクショップに動かないバイクの処分を依頼するメリットだ。
バイクショップに依頼するデメリット
- 廃車手続きは自分で行うかショップに有料でお願いする必要がある
- 買取会社のようにどんな状態でも査定してもらうというわけにはいかない
バイクショップはバイクの販売が本業であり、動かないバイクの引取りはあくまでサービスの一環として対応してくれるものと理解しておくべきだ。金額は少なくても現金化することを優先したいならば、バイクショップよりも買取会社に依頼することの方が優先順位は高い。
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④確実に、無料で処分したくて運搬手段もあるなら二輪車リサイクル指定引取場所に持ち込む
- 動かないバイクの処分を依頼するために業者探しをしたくない
- 手早く確実に無料で処分したい
- 動かないバイクであっても運搬する手段がある(トラックなど)
これらに該当するならば「二輪車リサイクル指定引取場所」に持ち込むという選択肢もある。
国内二輪車メーカーが共同で運営している「二輪車リサイクルシステム」が廃棄二輪車の引取場所として指定しているのが「二輪車リサイクル指定引取場所」だ。二輪リサイクルシステムの対象車両であれば、無料で処分を受け付けてくれる。
二輪車リサイクル指定引取場所でバイクを処分する流れ
- 自分のバイクが対象車両であることを確認する
- 自分のバイクが引取基準を満たしていることを確認する
- 最寄りの指定引取場所を確認する
- 引取に必要な書類を用意する
- 指定引取場所で受付手続きをする
二輪車リサイクル指定引取場所でバイクを処分するメリット
- 対象車両であれば無料で処分してもらえる
- 公益性の高い団体が運営しているので安心確実
- 資源のリサイクルに役立てることができる
このように処分費用が無料でなおかつ公益性が高い点が魅力だ。
二輪車リサイクル指定引取場所でバイクを処分するデメリット
- 対象車両以外は処分してもらえない
- 廃車手続きは自分で行う必要がある
- 廃車証明書や本人確認書類などを用意しないといけない
- 指定場所まで動かないバイクを自分で運搬しなければならない
- バイクの状態が引取基準を満たしている必要がある
このようにそれなりに手間がかかるし、自力で運搬する必要があることが最大のネックとなるかもしれない。
⑤多少の費用負担で確実に処分したいなら廃棄二輪車取扱店に処分を依頼
二輪車リサイクル指定引取場所でも解説した二輪車リサイクルシステムを利用して、動かないバイクを処分するもう一つの方法が、廃棄二輪車取扱店に依頼することだ。
- 動かないバイクの処分を依頼するために業者探しをしたくない
- 手早く確実に無料で処分したい
- 動かないバイクを自分で運搬する手段がない
これらに該当する場合には廃棄二輪車取扱店に処分を依頼するといいだろう。
動かないバイクを二輪車リサイクルシステムを利用して処分する場合の引受先として、次の2つが指定されている。
- 二輪車リサイクル指定引取場所
- 廃棄二輪車取扱店
動かないバイクを自分で運搬する手段があるなら二輪車リサイクル指定引取場所へ、運搬手段が無いならば廃棄二輪車取扱店を利用すると考えるといいだろう。
廃棄二輪車取扱店の特徴
- 二輪車リサイクルシステムの仕組みの一部である
- バイクの処分費用は無料
- バイクの運搬費用は有料
- 廃棄されたバイクはリサイクルされる
以上が廃棄二輪車取扱店の大まかな特徴だ。
廃棄二輪車取扱店でバイクを処分する流れ
- 自分のバイクが対象車両であることを確認する
- 自分のバイクが引取基準を満たしていることを確認する
- 最寄りの廃棄二輪車取扱店を確認して連絡する
- 引取に必要な書類を用意する
- 廃棄二輪車取扱店に引取に来てもらう
廃棄二輪車取扱店でバイクを処分するメリット
- 対象車両であれば無料で処分してもらえる(運搬は有料)
- 公益性の高い団体が運営しているので安心確実
- 資源のリサイクルに役立てることができる
このように運搬費のみの負担で処分してもらえて、なおかつ公益性が高い点が魅力だ。
廃棄二輪車取扱店でバイクを処分するデメリット
- 対象車両以外は処分してもらえない
- 廃車手続きは自分で行う必要がある
- 廃車証明書や本人確認書類などを用意しないといけない
- 運搬費は有料である
- バイクの状態が引取基準を満たしている必要がある
このようにそれなりに手間がかかることと、運搬費の負担があることを知っておこう。運搬費の金額については廃車二輪車取扱店に処分を申し込む前に確認しておくといいだろう。
⑥他の方法では処分することができなかった場合は廃品回収業者に依頼
動かないバイクを処分するための方法をここまで5つ紹介してきたが、そのどれもが対応してもらえない場合の最後の選択肢が
廃品回収業者に処分を依頼することだ。
他の処分方法では対処してもらえないのは次のような状況が考えられる。
- バイクがバラバラに解体されていて車体としての体をなしていない
- 二輪車リサイクルシステムの対象車両ではない
- ひどいオイル漏れなど車体の状態が極端に悪い
- 廃車手続きに必要な書類が揃っていない
- 廃車証明書が無い
以上の状態であれば確かに他の方法での処分は難しいが、廃品回収業者であれば対応してくれる可能性がある。
廃品回収業者の選び方
世間には不用品回収業者を名乗る業者がたくさんいて、しっかりと業務を行っているところもあれば、グレーあるいはブラックではないかと思われる業者も存在する。そのために安心して依頼できる廃品回収業者を選ぶことが重要だ。
安心して依頼できる廃品回収業者を選ぶには次のポイントを参考にしてほしい。
- 自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得している
- 許可番号が確認できる
- 会社の所在地と電話番号が確認できる
- 料金体系を公開している
- 回収の前に見積もりをしてくれる
- しっかりしたホームページを持っているとなお可
逆にこれらのポイントをクリアできない業者は、後々トラブルになる可能性があるので利用は避けるべきだ。
まず検索サイトで次のキーワードで検索してみよう。
「廃品回収 ○○(自分の地域)」
表れた検索結果の中から先の「廃品回収業者を選ぶポイント」を参考にして複数の業者を選ぼう。そして次の手順を踏んで進めるといいだろう。
- 検索サイトで業者を探す
- 「廃品回収業者を選ぶポイント」を参考に選別する
- 業者に電話またはメールで動かないバイクの回収の可否を確認
- 依頼する前に見積もりをもらう
- 見積金額に納得できれば処分を依頼する
廃品回収業者を利用するメリット
- バイクが分解や解体された状態でも引き取ってくれる
- 書類が揃っていなくても回収が可能なことも
- バイク保管場所まで引取りに来てくれる
- 車体以外のパーツや不要品も一緒に引き取ってもらえる
このように相当融通が効く処分方法だと言うことができるだろう。
廃品回収業者を利用するデメリット
- 優良業者とそうでない業者の見分けがつきにくい
- 廃車手続きは当然自分でしなくてはいけない
- 動かないバイクの回収は対応してくれないことがある
- 料金体系が不明確な業者だと価格交渉で消耗することも
- 明確な料金体系であっても他の処分方法に比べて割高になりがち
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廃車手続きを自分で行う方法【2ステップ】
STEP①動かないバイクを処分する前に廃車手続きを済ませよう
動かないバイクを処分するために、まず最初にすべきは廃車手続きだ。
廃車手続きを済ませて初めて次のステップに進むことができる。廃車手続きはバイクの所有に課される税金である軽自動車税にも関わってくるので、確実に手続きを行ってほしい。
125ccまでのバイクの廃車手続きの方法と必要書類
125ccまでのバイクの廃車手続きの方法や必要書類は以下の通り。
廃車手続きの申請先と申請方法
125ccまでのバイクの廃車手続きは市区町村の窓口で行うことになる。
市区町村ごとに受付窓口が異なるので、ホームページや電話で事前に確認しておこう。
(例)
- 東京都台東区の受付窓口=台東区役所税務課税務係
- 大阪府八尾市の受付窓口=八尾市役所市民税課
- 宮崎県延岡市の受付窓口=延岡市役所市民税課第2係
廃車手続きの申請後、受付窓口にて「廃車証明書」を受け取ることで廃車手続きが完了する。
なお、125ccまでのバイクの廃車手続きには費用はかからない。
廃車手続きのために用意する書類
廃車手続きのために用意する書類は以下の通り。
書類名 | 備考 |
標識交付証明書 | ナンバー取得時に発行された書類 市区町村の窓口扱い |
ナンバープレート | バイクから取り外しておく |
廃車申告書 | 市区町村の窓口で手続き時に入手する |
印鑑 | 認印可、シャチハタは不可 |
標識交付証明書を紛失したときの対処方法
「標識交付証明書」を紛失したときは再交付が必要だ。
再交付は市区町村の窓口で行うのだが、申請窓口は、廃車手続きの窓口と共通であることが多く、標識交付証明書の再交付の申請と、廃車手続きは同じ窓口で同じタイミングで対応してもらえる可能性が高い。住んでいる市区町村のホームページあるいは電話にて、事前に確認しておくと効率よく手続きを進めることができる。
再交付には次の書類が必要なので、事前に用意しておこう。
書類名 | 備考 |
標識交付証明書の再交付申請書 | 市区町村の窓口で手続き時に入手する |
本人確認ができる身分証明書 | 運転免許証など |
印鑑 | 認印可だがシャチハタは不可 |
ナンバープレートを紛失したときの対処方法
バイクを盗難された場合と、単にナンバープレートを紛失した場合とでは、手続きの方法が異なる。
盗難された場合は警察署にて盗難届けを出した後で、次の項目を廃車申告書に記入する。
- 盗難被害にあった日
- 届け出た警察署名
- 盗難を届け出た日
- 受理番号
紛失した場合はナンバープレートを返納できない理由を廃車申告書に記入する。記入する項目は次の通り。
- 紛失した場所
- 紛失したときの状況
126cc〜250ccまでのバイクの廃車手続き
126ccから250ccまでのバイクの廃車手続きの方法や必要書類は以下の通り。
廃車手続きの申請先と申請方法
廃車手続きに必要な書類一式を揃えて、自分が住んでいる地域を管轄する運輸支局の窓口にて申請することになる。
自分の地域を管轄する運輸支局がどこなのかは、運輸支局のサイトで事前に確認しておこう。
管轄の運輸支局で廃車手続きを行い、「軽自動車届出済証返納証明書」を受け取ることで廃車手続きが完了する。
廃車手続きのために用意する書類
126ccから250ccまでのバイクの廃車手続きを行うために次の書類を揃えよう。
書類名 | 備考 |
軽自動車届出済証 | ナンバー取得時に発行された書類 運輸支局扱い |
ナンバープレート | バイクから取り外しておく |
軽自動車届出済証返納届出書 | 運輸支局で手続き時に入手する |
印鑑 | 認印可だがシャチハタは不可 |
軽自動車届出済証を紛失したときの対処方法
軽自動車届出済証を万一紛失してしまった場合は軽自動車届出済証の再発行を申請すればいい。
まず次の書類等を用意しよう。
書類名 | 備考 |
軽自動車届出済証の再交付申請書 | 陸運支局で手続き時に入手する |
本人確認ができる身分証明書 | 運転免許証など |
印鑑 | 認印可だがシャチハタは不可 |
ただし運輸支局によってはホームページに「届出済証返納(廃車)時の再交付手続きは不要です」と表記している運輸支局もある。
また総務省の資料によると「廃車手続きの際に軽自動車届出済証を紛失している場合は、再交付申請の必要はなく紛失理由書を提出すればよい」という主旨の説明がある。
以上のことから軽自動車届出済証の再交付申請をする前に、自分の地域を管轄する運輸支局に電話で確認することをおすすめする。
ナンバープレートを紛失したときの対処方法
万一盗難や紛失でナンバープレートを返納できない場合は警察署に行き所定の手続きをしなければならない。盗難・紛失したナンバープレートが犯罪に使われることを防ぐことがその理由だ。
手続きは次の通り。
- 警察署にて盗難届あるいは紛失届を提出
- 受理番号、届出日、届出警察署名を取得
- 理由書を作成
理由書には以下の項目を記載し、廃車手続き時に運輸支局に提出する。
- 提出日
- 所有者の住所・氏名
- 使用者の住所・氏名
- 車両番号または車台番号
- 返納できない理由
- 届出警察署名
- 届出日
- 受理番号
- 印鑑捺印
廃車手続きに要する費用
126ccから250ccまでのバイクの廃車手続きは管轄の陸運支局で行うが、その際に費用がかかることはなく無料で廃車手続きを行うことができる。
自分の地域を管轄する運輸支局がどこなのかは、運輸支局のサイトで事前に確認しておこう。
次のステップ:廃車手続きを3月末までにすべき理由へ(クリックでジャンプ)
251ccからのバイクの廃車手続き
251cc以上のバイクの廃車手続きの方法や必要書類は以下の通りだ。
廃車手続きの申請先と申請方法
251cc以上のバイクの廃車手続きの方法や必要書類は以下の通りだ。
廃車手続きの申請先と申請方法
廃車手続きに必要な書類一式を揃えて、自分が住んでいる地域を管轄する運輸支局の窓口にて申請することになる。
自分の地域を管轄する運輸支局がどこなのかは、運輸支局のサイトで事前に確認しておこう。
管轄の運輸支局で廃車手続きを行い、「自動車検査証返納証明書」を受け取ることで廃車手続きが完了する。
廃車手続きのために用意する書類
251cc以上のバイクの廃車手続きを行うために次の書類を揃えよう。
書類名 | 備考 |
自働車検査証(車検証) | 車検時に発行される書類 運輸支局扱い |
ナンバープレート | バイクから取り外しておく |
抹消登録申請書 手数料納付書 軽自動車税申告書 検査登録印紙 | 運輸支局で手続き時に入手する |
印鑑 | 認印可だがシャチハタは不可 |
自働車検査証を紛失したときの対処方法
自働車検査証(車検証)を一紛失してしまった場合は、自働車検査証を紛失した理由を記入した理由書を手続き時に提出しよう。
理由書に記入する項目は次のとおり。
- 提出日
- 所有者の住所・氏名
- 使用者の住所・氏名
- 車両番号または車台番号
- 自働車検査証を紛失した場所や状況
- 印鑑捺印
ナンバープレートを紛失した場合は警察署への届け出が必要だが、自働車検査証の紛失については警察署への届け出は不要だ。
ナンバープレートを紛失したときの対処方法
ナンバープレートを万一盗難や紛失でナンバープレートを返納できない場合は警察署に行き次の手続きをしなければならない。盗難・紛失したナンバープレートが犯罪に使われることを防ぐことがその理由だ。
- 警察署にて盗難届あるいは紛失届を提出
- 受理番号、届出日、届出警察署名を取得
- 理由書を作成
理由書には以下の項目を記載し、廃車手続き時に運輸支局に提出する。
- 提出日
- 所有者の住所・氏名
- 使用者の住所・氏名
- 車両番号または車台番号
- 返納できない理由
- 届出警察署名
- 届出日
- 受理番号
廃車手続きに要する費用
251cc以上のバイクの廃車手続きは管轄の陸運支局で行うが、その際には手数料納付書に貼り付ける検査登録印紙の代金として350円が必要だ。
ただしこれ以外に行政書士による代書サービスの費用として3000円前後を用意しておくことをおすすめする。251cc以上のバイクの場合、車検が関係してくるので作成すべき書類は多岐に渡るとともに内容も複雑で、一般人には非常にハードルが高いものだ。余計な手間を省くためには代書サービスの利用が賢い選択だろう。
廃車手続きを3月末までにすべき理由
バイクにかかる税金には次の2つがある。
- 軽自動車税
- 自動車重量税
この中でも軽自動車税は4月1日時点でバイクを所有している人に対し市区町村から課される税金であり、5月ごろ市区町村から送られてくる納付書を用いて支払う義務がある。
ここで注意すべきポイントは軽自動車税はバイクが動くかどうかに関わらず、バイクを所有していることに関して課税されるという点だ。故障や事故などによって全く動かすことができないバイクであっても、廃車手続きをしない限り毎年軽自動車税を課されることになる。その意味でも廃車手続きを確実に行うことが重要だ。
また4月1日に所有していることが軽自動車税の課税の基準となるので、もし仮に%%4月2日に廃車手続きをしたとしてもその年の軽自動車税を満額払う必要があり返金されることもない
。処分する予定のバイクがあるのなら必ず3月末までに廃車手続きをするべきだろう。
ちなみに軽自動車税の金額は以下の通り。
排気量 | 軽自動車税の額 |
50ccまで | 2,000円 |
51ccから90ccまで | 2,000円 |
91ccから125ccまで | 2,400円 |
126ccから250ccまで | 3,600円 |
251cc以上 | 6,000円 |
3月末ぎりぎりに廃車手続きをしてはいけない
注意してほしいのは3月末ぎりぎりに廃車手続きすることは、さまざまな問題があるということだ。理屈では3月31日に廃車手続きをすれば問題は無いが、3月末ぎりぎりに廃車手続きをしようとして手続きが遅れてしまうことがあるからだ。
といのも、3月末までに廃車手続きをしようと考えるのはあなただけではない。同じようにバイクを処分しようとしている一般のバイク所有者もいるだろう。同様にバイク販売店も在庫しているバイクについて軽自動車税を課税されることのなきよう廃車手続きをすることがある。そのため3月末には市区町村、運輸支局ともに窓口は大混雑すると考えておいた方がよい。
例えばこんな事態が考えられる。
- 混雑していて非常に時間がかかる
- 見落として必要な書類が揃っていないことに気付く
- 代書サービスに頼らず自力で書類を作成しようとして手間取る
- なんらかのトラブルに遭遇し3月31日までに廃車手続きに行けない
上記は十分に予想されることなので、3月末ぎりぎりに廃車手続きをするのではなく、日数は十分に余裕をもって手続きをするようにしよう。
STEP②廃車手続きが終わったら自賠責保険を解約しよう
バイクの廃車手続きが終わったら次にやるべきことは自賠責保険の解約手続きだ。
自賠責保険の解約で受け取れる解約返戻金
自賠責保険の解約手続きをすると残っている未経過期間分の保険料が戻ってくる。このお金のことを解約返戻金といい、自賠責保険を解約した日から保険期間満了日までの期間についての保険料がこれに当てられる。
ここで解約返戻金の金額の例を見てみよう。125ccまでのバイクと126ccから250ccまでのバイクの解約返戻金の例となるが、251ccのバイクの解約返戻金についてもおおよその参考となるだろう。
自賠責保険の保険料は地域によって異なるため、ここでは沖縄と離島を除く本州、北海道、四国、九州の例を用意した。自賠責保険の保険期間は24か月契約としている。
未経過の保険期間が多く残っていても契約時の保険料の半額前後の金額とはなるが、それでも決して小さな金額ではないことが分かる。
対象となる契約 | 126ccから250ccまで | 125ccまで |
契約時の保険料 | 12,220 | 9,950 |
未経過期間 | 126ccから250ccまで | 125ccまで |
23か月 | 6,910 | 4,730 |
22か月 | 6,600 | 4,530 |
21か月 | 6,300 | 4,320 |
20か月 | 6,000 | 4,110 |
19か月 | 5,690 | 3,900 |
18か月 | 5,390 | 3,700 |
17か月 | 5,090 | 3,490 |
16か月 | 4,780 | 3,280 |
15か月 | 4,480 | 3,070 |
14か月 | 4,180 | 2,870 |
13か月 | 3,870 | 2,660 |
12か月 | 3,570 | 2,450 |
11か月 | 3,270 | 2,250 |
10か月 | 2,980 | 2,040 |
9か月 | 2,680 | 1,840 |
8か月 | 2,380 | 1,630 |
7か月 | 2,080 | 1,430 |
6か月 | 1,790 | 1,230 |
5か月 | 1,490 | 1,020 |
4か月 | 1,190 | 820 |
3か月 | 890 | 610 |
2か月 | 600 | 420 |
1か月 | 300 | 200 |
自賠責保険の解約方法
バイクを買い取ってもらったりバイク販売店に下取りしてもらったりする場合、バイクと一緒に自賠責保険も査定してもらえることもあるが、廃車にするのであれば自分で自賠責保険の解約手続きをしなければならない。
自賠責保険の解約手続きは契約している保険会社の窓口でのみ対応してもらえる。
バイクを購入した時などにバイク販売店で自賠責保険の加入手続きをした経験のある人も多いと思うが、そこで解約はできないので注意してほしい。
契約している保険会社で自賠責保険の解約手続きを行うには具体的に次の2つの方法がある。
- 保険会社の担当窓口に直接出向く。
- 保険会社の担当窓口宛に必要書類を郵送する。
どちらを選ぶにしても先にバイクの廃車手続きを済ませて必要書類一式を用意し、保険会社のホームページをチェックするか保険会社に電話をして詳しく確認するようにしよう。
保険会社のホームページは次の方法で見つけることができる。
「○○(契約している保険会社名) 自賠責保険 解約」
検索サイトにて上記キーワードで検索しよう。例として代表的な保険会社の一部をあげておく。
解約に必要な書類を提出し内容に問題がなく受理された時点で、その日が解約日となり自賠責保険の解約が完了することになる。廃車手続きをした日と自賠責保険の解約日は、全く関係がないのでその点に注意してほしい。
自賠責保険を解約するために用意する書類
書類名 | 備考 |
自賠責保険証明書 | 通常は車体とともに保管 加入保険会社扱い |
印鑑 | 認印可だがシャチハタは不可 |
金融機関の口座番号 | 保険契約者本人の口座 解約返戻金を振込むために必要 |
本人確認ができる身分証明書 | 運転免許証など |
保険標章 | ナンバープレートに貼ってあるステッカーのこと250cc までのバイク対象 |
廃車証明書 | ・125ccまでのバイク 廃車証明書 ・250ccまでのバイク 軽自動車届出済証返納証明書 ・251cc以上のバイク 自動車検査証返納証明書 |
まとめ
動かないバイクを処分するには次の3つのステップを実行しよう。
- 廃車手続き
- 自賠責保険の解約
- バイクの車体の処分
車体の処分は6つの選択肢からニーズに合わせて選ぼう。
- 買取会社
- 廃車専門業者
- 付き合いのあるバイクショップ
- 二輪車リサイクル指定引取場所
- 廃棄二輪車取扱店
- 廃品回収業者
このように確実にステップを踏んで自分のニーズに合った処分方法を選択することで、労力や費用そして時間の面でも回り道せず最短距離で、動かないバイクを処分することができる。