【特集】令和改 THE ONLY ONE SPECIAL 2021
自分が理想とする姿・性能を追い求める、カスタマイズ。その内容は時と共に移り変わり、様々な技術や素材の進化により、不可能だった領域が可能になった例も多いです。
絶版車カスタムに関しては、18/19インチのラジアルタイヤ出現の影響も大きいでしょう。また、車体やエンジンそのものの選択も変わってきています。今回は新旧を問わず、最も気になるカスタムの「今」を追ってみました。
市川 仁が絶版車を斬る
HONDA GB250 CLUBMAN
1980年代のレーサーレプリカブームは、すなわち「バイクブーム」でもありました。スーパースポーツだけではなく、様々なジャンル、カテゴリーのモデルがデビュー。4ストローク単気筒モデルもその一つですね。そのエンジンは元々ベースとなるモデルがある場合が多く、単気筒と一口で言っても実は個性豊か。
今回のホンダGB250クラブマンのエンジンには「RFVC」の文字が刻まれています。この意味とは? ホンダらしく実に良く回るエンジンで、スポーツシングルの楽しさを堪能させてくれます。
THE〝FACTORY STOCK〟
1981 CBX(CBXB)
ここ数年現行モデルではアドベンチャーを中心とした「ツアラー」が大流行。「乗ってどこか遠くへ行きたい」は、バイクライディングの原点といえるのかもしれません。そのフィーリングは、何に乗るかによって変わるのはご存じのとおり。
そこで!です。空冷DOHCバルブの直列6気筒という、量産市販車では唯一無二のエンジンを搭載するホンダCBXにも、ロングディスタンスを強く意識したモデルが存在したのをご存じでしょうか。
その姿はもちろん、直列4気筒とはまた違う「ジェットフィール」な加速感や高速巡航性は、他のバイクでは味わえない独特なもの。今から相棒にするのも、遅くないですよ。
マニアックバイクコレクション
バイクの歴史を飾った数々のモデルの中には、デビュー当時かなりのインパクトを与えたものの、その後ひっそりと姿を消したり、次世代モデルにバトンタッチしたものも少なくありません。「今あってもかなり面白いんだけどなー!」と思うことしきりの強烈な個性派がたっくさん。だからバイクって、面白いんですよね。幸いにも中古車市場で見つかりますよ。
「雨は これから」東本昌平 第63話「坂の途中で」
「受け入れる」ことが多くなった歳であるのは、自覚している。その上で、あらがうのも人生だ。
『ミスター・バイクBG』2021年2月号/定価:600円(税込)
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