ホンダ新型「Dio110」概要
2度目のフルモデルチェンジ、燃費の向上と軽量化を図る
ホンダのDio(ディオ)シリーズといえば、1980年代から続く原付モデルの伝統ブランド。初代は50ccで1988年に発売しました。
原付二種の「ディオ110」が初めて発売されたのは、2011年。その後2015年にフルモデルチェンジ。今回発表された新型は、2度目のフルモデルチェンジで3代目ということになります。
エンジンは新設計。形式は空冷4ストSOHC単気筒とこれまでと変わりませんが、ボア×ストロークを従来の50.0×55.1から47.0×63.1に大幅変更。ロングストローク化することで燃費性能を高めるなど、力強い走りと高い環境性能を実現したとのこと。
総排気量は108ccから109ccに変わりました。最高出力と最大トルクは微減。最高出力は、9PS/7500rpmから8.7PS/7500rpmに。最大トルクは、0.95kgf・m/5500rpmから0.92kgf・m/5750rpmに。
パワーはわずかに落ちたものの、車体は軽量化が図られ、車両重量は100kgから96kgに。フレームが新設計されています。高張力鋼板(ハイテン材)を使用し、製法も変更。高剛性かつ軽量で、サスペンションが路面から受ける衝撃の吸収力も高められました。
スマートキーやフロントインナーボックスなど装備も充実
日常的に使用するうえでの大きな変更点は、スマートキーが新たに採用されたことでしょう。PCXやフォルツァなどにも備わる「Honda SMART Keyシステム」は、キーを取り出すことなく衣服のポケット等に入れておけば始動できる便利なものです。
また、フタ付きのフロントインナーボックスも新たに装備。開けた状態にすると500mlペットボトルがぴたりと納まる設計。
シート下のラゲッジスペースの容量は約18Lで、フルフェイス型のヘルメットもものにより収納可能。
メーターには新たに走行距離などを表示する液晶ディスプレイを装備。また、低燃費走行をサポートする「ECOインジケーター」も今回から備わっています。
ホンダ新型「Dio110」カラーバリエーション・価格
カラーバリエーションは4色の設定。ホワイトとシルバーは税込価格24万2000円。ブルーとブラックは税込価格24万5300円となります。
パールジャスミンホワイト
ディセントシルバーメタリック
マットスターリーブルーメタリック
マットギャラクシーブラックメタリック
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ホンダ新型「Dio110」主なスペック
全長×全幅×全高 | 1870×685×1100mm |
ホイールベース | 1255mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 760mm |
車両重量 | 96kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC単気筒 |
総排気量 | 109cc |
ボア×ストローク | 47.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 6.4kW(8.7PS)/7500rpm |
最大トルク | 9.0N・m(0.92kgf・m)/5750rpm |
燃料タンク容量 | 4.9L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
タイヤサイズ(前・後) | 80/90-14M/C 40P・90/90-14M/C 46P |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
メーカー希望小売価格 | 24万2000円~24万5300円(消費税10%込) |
Dio110 新型と従来型の比較写真
まとめ:西野鉄兵