新色はカーボンファイバーを活かした精悍なイメージ
ビモータとは? テージとは?
1973年に創業したビモータは、独創的なアイデアとデザインに基づく車体に他メーカー製のエンジンを搭載した、工芸品のように美しい仕上げのプレミアムなスポーツモデルによって知られてきた。
一時は経営不振により活動がストップしていたものの、2019年にカワサキと合弁会社を設立。ビモータお得意のハブセンターステアリングを採用するモデル・テージを復活させ、カワサキから供給されたH2シリーズ用をベースとしたスーパーチャージャー付エンジンを搭載したモデル「テージ H2」を開発。
2020年から販売をスタート、H2の強烈なスーパーチャージャーパワーに、ビモータならではのメカニズムとデザインが融合した究極の1台として、世界中から注目を集める存在となった。
カラーバリエーションは2色に!
これまでテージ H2には「スタンダード」と呼ばれる、ホワイト×レッド×グリーンのイタリアン・トリコロールカラーのみが存在してきた。
今回追加されたのは「カーボン(マットトランスパレント)」。その名の通り、黒いカーボンファイバー地の網目をそのまま活かすことで、強烈なパワーにふさわしい凄みを増して、精悍なイメージを強調している。
このボディカラー追加に伴い、従来の「スタンダード」カラーは「トリコロール」へ名称を変更。ボディカラー以外、主要諸元やメカニズムの変更はない。
テージH2は世界限定250台の販売を予定しているが、これはカーボンとトリコロール、双方合計の台数となるという。
なお、日本では総輸入発売元のモトコルセによって販売される。プライスは866万8000円。
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ビモータ「テージ H2」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2074×830×1145mm |
ホイールベース | 1455mm |
シート高 | 840mm (アジャスタブル±10mm) |
車両重量 | 244kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒+スーパーチャージャー |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 76×55mm |
圧縮比 | 8.5 |
最高出力 | 170kW(231PS)/11500rpm |
最高出力(ラムエア加圧時) | 178kW(242PS)/11500rpm |
最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m)/11000rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 21.3° |
トレール | 117mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ330mmダブルディスク・φ220mmディスク |
まとめ:小松信夫