ホンダ新型グロム(アメリカ仕様)車両概要・カラーバリエーション
日本国内向けモデルにはないカラーに注目
新しいスタイリングとエンジンを得てモデルチェンジ、発売前から大きな話題となっていた新型「グロム」。先ごろ3月25日から日本国内で発売されることが正式に発表されたが、時期を同じくしてアメリカ向けモデルも姿を現した。
アメリカ向けの新型「グロム」も、ロングストローク化されミッションも5速となった123.9cc空冷単気筒エンジンをはじめ、各部が見直されたフレーム、IMU(慣性計測ユニット)で制御されるABS、各部の脱着が容易なモジュラー構造を取り入れた愛らしくもクールなスタイリングなど、基本的に国内向けモデルと同一の内容。
ただし、国内向け新型「グロム」はカラーリングバリエーション2色のみで、ABS装備モデルのみの1グレード設定。これに対してアメリカ向けモデルでは、ABSを備えないスタンダードな「グロム」と、国内向けと同じくフロントのみABSを装備する「グロムABS」、そしてスタンダードベースの「グロムSP」の3タイプが用意されている。
中でも目を惹かれるのは「グロムSP」。パールホワイトをベースに、レッドとブルーのラインと大きな「GROM」ロゴがタンクに大胆にあしらわれたスペシャルカラーを採用して、ポップでスポーティなイメージを強調。今のところ単色のボディカラー中心となっている新型「グロム」の中でも異色の存在だ。
また「グロムSP」は、日本国内向けと同じアウターチューブがゴールドのフォークを装着。合わせてホイールもゴールドカラーとして、スペシャルカラーに華やかさをプラスしている。
スタンダードな「グロム」と「グロムABS」は単色だが、こちらも日本国内向けとは異なるカラーが選択されている。「グロム」は初代グロムを想わせるポップな「クイーンビーイエロー」と、精悍な「マットブラックメタリック」の2色。
「グロムABS」は清々しいイメージの「キャンディブルー」の1色。この2モデルは、フロントフォークアウターチューブのカラーが、国内モデルや「グロムSP」のようなゴールドではなく、シルバーになっている。また前後ホイールがブラックなのも国内モデルと同様だ。
ちなみに現地価格は、「グロム」が3399ドル、「グロムABS」が3599ドル、「グロムSP」が3499ドルに設定されている。
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ホンダ新型グロム(アメリカ仕様)主なスペック
※スペックはインチ・ポンド・ガロンなどの単位を編集部で換算
全長×全幅×全高 | 1758×750×1050mm |
ホイールベース | 1199mm |
シート高 | 762mm |
車両重量 | 99kg/101kg(ABS) |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 123.9cc |
ボア×ストローク | 50×63.1mm |
圧縮比 | 10.0 |
燃料タンク容量 | 6.0L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-12・130/70-12 |
ブレーキ形式(前・後) | φ220mmディスク・φ190mmディスク |
まとめ:小松信夫