将来伝説となりそうな「KATANA」限定色

SUZUKI KATANA 特別色(レッド)
総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:825mm
車両重量:215kg
メーカー希望小売価格:税込159万5000円(予約受付終了)
初のネット予約受付も即日定員に達する人気
1980年・ケルンショーでプロトタイプが公開され、その斬新なスタイルで「ケルンの衝撃」と呼ばれたGSX1100Sカタナ。翌年市販されるや圧倒的な人気を集め、2000年まで生産されるロングセラーとなった。その生産終了から19年、オリジナルのイメージをベースにモダンにリデザインしたスタイルに、最新メカニズムを組み合わせた「KATANA」が復活。世界中から熱い注目を浴びたのは記憶に新しい。
そんなKATANAに、限定モデル「KATANA特別色」が登場。2020年春開催された「スズキWEBモーターサイクルショー」での「KATANAカラーアンケート」で、一番人気となったキャンディダーリングレッドを採用。
販売は限定100台のみで、スズキの販売サイト「S‐MALL」で1月11日に先着予約を受け付けたが、即日定員に達した。その後、3月6日に予約ID取得資格や要項に満たなかった100台中の30台が再募集されたが、やはりこちらも即予約受付は終了した。

通常モデルの端正なシルバーと精悍なブラックに対して、特別色のキャンディダーリングレッドは一転して艶やかな印象。


ハンドルバーをはじめ、フロントフォーク、チェーン、チェーンアジャスターは上質なゴールド仕上げとされている。

フロントフォークはKYB製のΦ43mmフルアジャスタブル倒立フォーク。ホイールはボディとは質感の異なるダークレッドに塗られる。

リアサスはリンク式のモノショックで、ストローク量は63mm。伸側ダンピングとスプリングプリロードを調整できるユニットを搭載。

ショートにまとめられたシート下部に入れられている“KATANA”のロゴも、通常モデルのシルバーに対し特別色モデルでは赤に変更。

オリジナルのカタナにも採用されていた、漢字ベースの「刀」エンブレムも、通常モデルと異なる特別色モデルの専用カラーだ。
過去に登場した赤色のカタナ
カタナのボディカラーといえばシルバーを連想する人が大半だろう。しかし、今回の特別色モデルのような全身真っ赤ではないものの、過去にはレッドもいくつか存在する。
また、カタナのデザイナーであるフェルストローム氏による初期のデザインスケッチにもレッドのものがあった。さらに遡れば、カタナのルーツとなったといわれるコンセプトモデル、ロッソ・ラプターも真っ赤。これはMVアグスタがベースだからと思われるが……。

1979年 ROSSO RAPTOR
独「モトラッド」誌のデザインコンペにターゲットデザインが出展したMVアグスタベースのコンセプト。これがカタナ誕生のきっかけとなる。

1979年 デザインスケッチ
デザイナーのフェルストローム氏が描いた初期のカタナのレンダリング。ROSSO RAPTORの影響か、この時点でのボディカラーもレッドだ。

1983年 GSX1100S SD
初めて登場したレッドは北米向けのSD。カラーというより太めのストライプデザインで、このほかにブルーもあった。

1984年 GSX1100S SE
翌年にはレッドの面積が大きくなり、2トーンカラーと呼べるグラフィックになった。ブラック仕上げのエンジンはSDと同じ。

1987年 GSX1100S SBE
日本の逆輸入車ディーラーで販売された特別仕様車。オーストラリア仕様がベースで、フレームはレッド仕上げとなった。
まとめ:オートバイ編集部