スズキ「KATANA」の特別色(レッド)は、2020年3月にウェブで初公開された。そして2021年、限定100台で発売。すでに予約受付は終了している。ここでは、誕生までの概要と各部を解説する。
将来伝説となりそうな「KATANA」限定色
初のネット予約受付も即日定員に達する人気
1980年・ケルンショーでプロトタイプが公開され、その斬新なスタイルで「ケルンの衝撃」と呼ばれたGSX1100Sカタナ。翌年市販されるや圧倒的な人気を集め、2000年まで生産されるロングセラーとなった。その生産終了から19年、オリジナルのイメージをベースにモダンにリデザインしたスタイルに、最新メカニズムを組み合わせた「KATANA」が復活。世界中から熱い注目を浴びたのは記憶に新しい。
そんなKATANAに、限定モデル「KATANA特別色」が登場。2020年春開催された「スズキWEBモーターサイクルショー」での「KATANAカラーアンケート」で、一番人気となったキャンディダーリングレッドを採用。
販売は限定100台のみで、スズキの販売サイト「S‐MALL」で1月11日に先着予約を受け付けたが、即日定員に達した。その後、3月6日に予約ID取得資格や要項に満たなかった100台中の30台が再募集されたが、やはりこちらも即予約受付は終了した。
過去に登場した赤色のカタナ
カタナのボディカラーといえばシルバーを連想する人が大半だろう。しかし、今回の特別色モデルのような全身真っ赤ではないものの、過去にはレッドもいくつか存在する。
また、カタナのデザイナーであるフェルストローム氏による初期のデザインスケッチにもレッドのものがあった。さらに遡れば、カタナのルーツとなったといわれるコンセプトモデル、ロッソ・ラプターも真っ赤。これはMVアグスタがベースだからと思われるが……。
まとめ:オートバイ編集部