GB350に跨った太田安治のファーストインプレッション
濃厚なキャラクターと割安価格で人気確実?
エンジンからタンク、サイドカバー、シート、マフラーまで、それぞれが存在を主張しているルックスは60年代後半のCBシリーズに通じるもの。車重はそれなりだが、車体の重心位置が低く、ハンドル幅も広めだから取り回しでは重さを感じない。跨がるとグリップ位置が手前、ステップ位置は前よりで、体のどこにも負担が掛からない。ヤマハのSR400以上に楽なポジションだ。
直立した単気筒エンジンのボア×ストロークは70mm×90.5mmという超ロングストローク設定。2000回転台で鼓動感を味わいながらゆったり走るキャラクターだろう。価格も抑えられそうだから、若いライダーを中心に支持を集めそうだ。
ホンダ「GB350」各部装備・ディテール解説
ホンダ「GB350」メカニズム解説
【参考】「ハイネスCB350」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2163×800×1107mm |
ホイールベース | 1441mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 181kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC単気筒 |
総排気量 | 348.36cc |
ボア×ストローク | 70×90.5mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 15.5kW(21.08PS)/5500rpm |
最大トルク | 30N・m(3.05kgf・m)/3000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
キャスター角 | 27°05′ |
トレール | 120mm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・130/70-18 |
ブレーキ形式(前・後) | φ310mmディスク・φ240mmディスク |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸・柴田直行/モデル:国友愛佳