ホンダ「ゴールドウイング」「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)概要
オーディオをグレードアップトップケース&シートも改善
ライダーに快適さをもたらす充実した装備と、安定感の高い余裕の走りを生み出すメカニズムを組み合わせた、唯一無二のプレミアム・ツアラーのゴールドウイング。そのスタンダードモデルと、トップボックスを備える上級版「ツアー」がモデルチェンジし、2021年2月25日に発売された。
今回の変更点で両モデル共通なのは、搭載されるオーディオのスピーカーがグレードアップされ、より高音質となったこと。加えて「ツアー」はトップボックスを改良。従来も容量50Lでヘルメット2個を収納できたが、新型では61Lとなりさらに余裕の収容力を確保。
「ツアー」ではシートの表皮も変更してフィット感を改善し、同時にタンデムシートのバックレスト角も増してタンデムでの快適性もアップ。さらにカラーリングも新しくされているが、ダブルウィッシュボーンサス、フラット6エンジンなどの独特なメカニズムは継続されている。
ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)各部装備・ディテール解説
ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)足つき性・ポジション
シート高:745mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg
トップグレードの「ツアー」は389kgという車重だが、シート高が745mmと低いため足着き性抜群で、サイドスタンド状態から跨がったままの引き起こしも楽。高級ソファーのような座り心地はゴールドウイングの伝統だ。
タンデムでのライディングポジション
ライダーの身長・体重:176cm・62kg
パッセンジャーの身長:164cm
よりリラックスした角度のバックレストで、タンデムの快適性は一層向上。ライダーのポジションもアップライトだ。
ホンダ新型「ゴールドウイング」「ゴールドウイング ツアー」主なスペック
※《 》内は「ゴールドウイング ツアー」
全長×全幅×全高 | 2475《2615》×905×1340《1430》(スクリーン最上位置 1445《1555》)mm |
ホイールベース | 1695mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 745mm |
車両重量 | 366《389》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒 |
総排気量 | 1833cc |
ボア×ストローク | 73.0×73.0mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 93kW(126PS)/5500rpm |
最大トルク | 170N・m(17.3kgf・m)/4500rpm |
燃料タンク容量 | 21L |
変速機形式 | 7速 DCT |
キャスター角 | 30゜30' |
トレール量 | 109mm |
タイヤサイズ(前・後) | 130/70R18M/C (63H)・200/55R16M/C (77H) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 294万8000円《346万5000円》(消費税10%込) |
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸/モデル:太田安治、国友愛佳