ホンダのフラッグシップクルーザー、ゴールドウイングがアップデートを受けた。最上級モデルにふさわしく、旅をさらに上質にしてくれる熟成が図られている点に注目だ。

ホンダ「ゴールドウイング」「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)概要

画像: Honda Gold Wing Tour 総排気量:1833cc エンジン形式:水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒 シート高:745mm 車両重量:389kg 発売日:2021年2月25日(木) メーカー希望小売価格:税込346万5000円

Honda Gold Wing Tour

総排気量:1833cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒
シート高:745mm
車両重量:389kg

発売日:2021年2月25日(木)
メーカー希望小売価格:税込346万5000円

オーディオをグレードアップトップケース&シートも改善

ライダーに快適さをもたらす充実した装備と、安定感の高い余裕の走りを生み出すメカニズムを組み合わせた、唯一無二のプレミアム・ツアラーのゴールドウイング。そのスタンダードモデルと、トップボックスを備える上級版「ツアー」がモデルチェンジし、2021年2月25日に発売された。

今回の変更点で両モデル共通なのは、搭載されるオーディオのスピーカーがグレードアップされ、より高音質となったこと。加えて「ツアー」はトップボックスを改良。従来も容量50Lでヘルメット2個を収納できたが、新型では61Lとなりさらに余裕の収容力を確保。

「ツアー」ではシートの表皮も変更してフィット感を改善し、同時にタンデムシートのバックレスト角も増してタンデムでの快適性もアップ。さらにカラーリングも新しくされているが、ダブルウィッシュボーンサス、フラット6エンジンなどの独特なメカニズムは継続されている。

画像: Honda Gold Wing 総排気量:1833cc エンジン形式:水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒 シート高:745mm 車両重量:366kg 発売日:2021年2月25日(木) メーカー希望小売価格:税込294万8000円 ゴールドウイングのスタンダード。車重もツアーより23kg軽い。こちらはスピーカーをアップグレードしている。

Honda Gold Wing

総排気量:1833cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒
シート高:745mm
車両重量:366kg

発売日:2021年2月25日(木)
メーカー希望小売価格:税込294万8000円

ゴールドウイングのスタンダード。車重もツアーより23kg軽い。こちらはスピーカーをアップグレードしている。

ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)各部装備・ディテール解説

画像: シャープなフロントマスクが目立つ堂々たるスタイル。大型のウインドスクリーンは、電動で高さを無段階に調整可能となっている。 リア周りでは多眼LEDを使用、ストップランプとリアウインカーの下を囲むようなウイングラインモチーフのテールランプが印象的。

シャープなフロントマスクが目立つ堂々たるスタイル。大型のウインドスクリーンは、電動で高さを無段階に調整可能となっている。

リア周りでは多眼LEDを使用、ストップランプとリアウインカーの下を囲むようなウイングラインモチーフのテールランプが印象的。 

画像: フロントサスはホンダ独自の二輪車用ダブルウイッシュボーン。街乗りから高速道路まで、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを両立。

フロントサスはホンダ独自の二輪車用ダブルウイッシュボーン。街乗りから高速道路まで、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを両立。

画像: ゴールドウイング伝統のフラット6。現行モデルは排気量1832cc、ユニカム4バルブヘッドを備え、トルク感溢れるパワー特性を実現。

ゴールドウイング伝統のフラット6。現行モデルは排気量1832cc、ユニカム4バルブヘッドを備え、トルク感溢れるパワー特性を実現。

画像: アルミツインチューブフレームはしなやかさと剛性感を両立し、運動性能と乗り心地を向上。同時に軽量化まで達成している。

アルミツインチューブフレームはしなやかさと剛性感を両立し、運動性能と乗り心地を向上。同時に軽量化まで達成している。

画像: ツアーでは、フラット6エンジンの左右に張り出したシリンダーヘッドの前側にLEDフォグライトが標準装着されている。

ツアーでは、フラット6エンジンの左右に張り出したシリンダーヘッドの前側にLEDフォグライトが標準装着されている。

画像: 両モデルに共通して搭載されているオーディオシステムのスピーカーを高音質化。アップルカープレイやアンドロイドオートにも対応。

両モデルに共通して搭載されているオーディオシステムのスピーカーを高音質化。アップルカープレイやアンドロイドオートにも対応。

画像: 快適さで定評のあるシートだが、新型のツアーでは滑りにくい合皮スエード調の表皮を新しく採用してフィット感をアップ。

快適さで定評のあるシートだが、新型のツアーでは滑りにくい合皮スエード調の表皮を新しく採用してフィット感をアップ。

画像: トップボックスの改良に合わせて、タンデムシートのバックレスト角も16度から23度に変更。タンデムもますます快適になった。

トップボックスの改良に合わせて、タンデムシートのバックレスト角も16度から23度に変更。タンデムもますます快適になった。

画像: パッセンジャー側のシートは快適さを追求。優れたホールド性を実現する形状で、左右に握りやすいグリップも備え安心感も高い。

パッセンジャー側のシートは快適さを追求。優れたホールド性を実現する形状で、左右に握りやすいグリップも備え安心感も高い。

画像: 容量を拡大されたトップボックス。もちろん従来型と同じく2個のヘルメットを楽々と収納できるようにデザインされている。

容量を拡大されたトップボックス。もちろん従来型と同じく2個のヘルメットを楽々と収納できるようにデザインされている。

ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)足つき性・ポジション

シート高:745mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像1: ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)足つき性・ポジション

トップグレードの「ツアー」は389kgという車重だが、シート高が745mmと低いため足着き性抜群で、サイドスタンド状態から跨がったままの引き起こしも楽。高級ソファーのような座り心地はゴールドウイングの伝統だ。

画像2: ホンダ「ゴールドウイング ツアー」(2021年モデル)足つき性・ポジション

タンデムでのライディングポジション

ライダーの身長・体重:176cm・62kg 
パッセンジャーの身長:164cm

画像: タンデムでのライディングポジション

よりリラックスした角度のバックレストで、タンデムの快適性は一層向上。ライダーのポジションもアップライトだ。

ホンダ新型「ゴールドウイング」「ゴールドウイング ツアー」主なスペック

※《 》内は「ゴールドウイング ツアー」

全長×全幅×全高2475《2615》×905×1340《1430》(スクリーン最上位置 1445《1555》)mm
ホイールベース1695mm
最低地上高130mm
シート高745mm
車両重量366《389》kg
エンジン形式水冷4ストSOHC(ユニカム)水平対向6気筒
総排気量1833cc
ボア×ストローク73.0×73.0mm
圧縮比10.5
最高出力93kW(126PS)/5500rpm
最大トルク170N・m(17.3kgf・m)/4500rpm
燃料タンク容量21L
変速機形式7速 DCT
キャスター角30゜30'
トレール量109mm
タイヤサイズ(前・後)130/70R18M/C (63H)・200/55R16M/C (77H)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格294万8000円《346万5000円》(消費税10%込)

まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸/モデル:太田安治、国友愛佳

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