2021年4月13日、トライアンフモーターサイクルズジャパンが新型「スクランブラー1200」シリーズを発表した。その概要をお伝えする。記事末では人気モデル投票を実施中!

トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

ワイルドな雰囲気に現代の安全&快適装備をプラス

トライアンフ往年のモデルを想わせる伝統的なデザインと、現代のメカニズムによる高い性能と信頼性を兼ね備えるモダンクラシックシリーズは、レトロでスポーティな走りとスタイルが、多くのライダーから支持されている。そのラインアップの中でも一際個性的なモデルである「スクランブラー1200XC」と、上級バージョンの「スクランブラー1200XE」の2021年モデルが発表された。

画像: TRIUMPH SCRAMBLER 1200 XC 総排気量:1200cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 シート高:840mm 車両重量:230kg メーカー希望小売価格:税込192万1900円~196万1500円

TRIUMPH SCRAMBLER 1200 XC

総排気量:1200cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
シート高:840mm
車両重量:230kg
メーカー希望小売価格:税込192万1900円~196万1500円

画像: TRIUMPH SCRAMBLER 1200 XE 総排気量:1200cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 シート高:870mm 車両重量:230kg メーカー希望小売価格:税込205万6400円~209万6000円

TRIUMPH SCRAMBLER 1200 XE

総排気量:1200cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
シート高:870mm
車両重量:230kg
メーカー希望小売価格:税込205万6400円~209万6000円

1950〜60年代、ロードスポーツをベースにオフロード向けの装備を与えたモデルのことを総称した呼び名であった“スクランブラー”。当時のロードスポーツに、ヒートガード付のアップマフラーや軽快な小型フェンダー、ワイドハンドルなどを組み合わせたことでイメージを変えた、独特な佇まいが特徴だった。

そんなユニークなカテゴリーの名前自体を車名にして現代に甦らせた「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」も、往年のスクランブラーの文法に則ったワイルドな雰囲気のディテールを備えながら、現代的なメカニズムを融合した美しいスタイリングを採用。その完成度の高さ、強い存在感は圧倒的だ。

画像1: トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

専用開発されたフレームにマウントされるボンネビルT120用の1200cc水冷並列ツインをベースにしたエンジンは、低慣性クランクと高圧縮シリンダーヘッドを備え、「スクランブラー」専用チューンが施されて低速から全域で力強いパワー特性を実現し、T120から10PSアップの最高出力90PSを発揮。オンロードでもオフロードでも力強い走りを実現する。

2021年モデルではエンジン自体の改良に加え、熱分散を改良した新型エキゾーストシステムの採用もあって、最新のユーロ5規制への適合も果たした。

画像2: トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

また各部の装備類も充実。ストロークの長いサスペンションは、動作性に優れたSHOWA製の倒立フォークとオーリンズ製のフルアジャスタブルリアサスペンションで、スイングアームはアルミ製のものを装着。

画像3: トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

フロントブレーキにはブレンボ製M50モノブロックラジアルマウントキャリパーを採用し、リアのキャリパーまでブレンボ製。ライディングモードや、コーナリングABSとコーナリングトラクションコントロール(XEのみ)といった最新の電子制御デバイスも完備している。

画像4: トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

メーターはコンパクトで多機能なフルカラーTFT液晶。 DRLヘッドライトをはじめとする灯火類もオールLED。さらに2021年モデルではキーレスイグニッション、シングルボタンクルーズコントロール、USB充電ソケットなど、現代のオートバイに求められる快適さや安全性をもたらす装備を満載。グリップヒーター装着のための内部配線も新たに追加されている。

さらにオプションのMy Triumphコネクティビティモジュールを追加すれば、GoProコントロールシステムやナビ、スマホやミュージックプレーヤーなどをコントロール可能。走りのパフォーマンス、そして多彩な機能は、最新のアドベンチャーモデルに匹敵する内容だ。

画像5: トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」2021年モデルの特徴

「スクランブラー1200XC」と「スクランブラー1200XE」のちがい

「スクランブラー1200XC」と「スクランブラー1200XE」の相違点は、前述の通りXEがコーナリングABSと最適化されたコーナリングトラクションコントロールを採用しているのに加え、ライディングモードもXCが5モードなのに対してXEは6モードを選択可能なこと。

さらにフロントフォークはインナーチューブ径がXEの方が太く、アウターチューブもゴールド仕上げが施されているので一目瞭然。前後サスペンションのストロークもXCの200mmに対してXEは250mmで、スイングアームも長くなっていて、よりハードなオフロード走行に対応した造りだ。調整機能付きの折り畳み式フットコントロール、MCSブレーキレバーやハンドガードが標準で装着されているのもXEのみとなる。

画像: New Scrambler 1200 XC Features and Benefits www.youtube.com

New Scrambler 1200 XC Features and Benefits

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画像: New Scrambler 1200 XE Features and Benefits www.youtube.com

New Scrambler 1200 XE Features and Benefits

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トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」カラーと価格

カラーリングは、「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」の両モデルで、基本的に共通で、クラシカルなテイストのベースカラーにブラックのストライプを配したコバルトブルー×ジェットブラック、マットカーキグリーン×ジェットブラックと、シンプルで精悍な単色のサファイアブラックという3パターンを設定。

税込価格は「スクランブラー1200XC」が192万1900円(サファイアブラックのみ)〜196万1500円、「スクランブラー1200XE」が205万6400円(サファイアブラックのみ)〜209万6000円。両モデル共にデリバリーの開始は7月からの予定となっている。


「スクランブラー1200XC」のカラーバリエーション

画像: スクランブラー1200XC/コバルトブルー×ジェットブラック 税込196万1500円

スクランブラー1200XC/コバルトブルー×ジェットブラック
税込196万1500円

画像: スクランブラー1200XC/マットカーキグリーン×ジェットブラック 税込196万1500円

スクランブラー1200XC/マットカーキグリーン×ジェットブラック
税込196万1500円

画像: スクランブラー1200XC/サファイアブラック 税込192万1900円

スクランブラー1200XC/サファイアブラック
税込192万1900円


「スクランブラー1200XE」のカラーバリエーション

画像: スクランブラー1200XE/コバルトブルー×ジェットブラック 税込209万6000円

スクランブラー1200XE/コバルトブルー×ジェットブラック
税込209万6000円

画像: スクランブラー1200XE/マットカーキグリーン×ジェットブラック 税込209万6000円

スクランブラー1200XE/マットカーキグリーン×ジェットブラック
税込209万6000円

画像: スクランブラー1200XE/サファイアブラック 税込205万6400円

スクランブラー1200XE/サファイアブラック
税込205万6400円


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    XC コバルトブルー/ジェットブラック
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    XC マットカーキグリーン/マットジェットブラック
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    XC サファイアブラック
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    XE コバルトブルー/ジェットブラック
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    XE マットカーキグリーン/マットジェットブラック
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    XE サファイアブラック
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    XC コバルトブルー/ジェットブラック
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    XE マットカーキグリーン/マットジェットブラック
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トライアンフ「スクランブラー1200XC」「スクランブラー1200XE」主なスペック

※ 《 》内は「XE」のスペック

全長×全幅×全高2285×840×1200mm《2330×905×1250mm》
ホイールベース1530mm《1570mm》
シート高840mm《870mm》
車両重量230kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒270°クランク
総排気量1200cc
ボア×ストローク97.6×80mm
圧縮比11.0
最高出力66.2kW(90PS)/7250rpm
最大トルク110N・m/4500rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角25.8゜《26.9°》
トレール量121mm《129.2mm》
タイヤサイズ(前・後)90/90-21・150/70 R17
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ255mmシングルディスク

まとめ:小松信夫

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