同じ空冷シングルの400ccクラスというだけで、GB350とSR400はそれぞれに違った個性を備えている。この記事では、あらゆる項目を比較していく。記事末では人気モデル投票も実施中!
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

3人のライダーの好みと試乗コメント

両車に試乗したライダー3人はどっち派?

画像1: 3人のライダーの好みと試乗コメント

太田安治

GB350の完成度は想像を遙かに超えていたが、高速道路ではもっとパワーが欲しい。構造的にボア拡大の余地が大きそうだから、83.5mm程度まで広げた500cc版の登場を期待する。

一方のSR400にはオーダーが殺到しているという。初代から全モデルに試乗してきた身としては花道を飾れたことが嬉しい。

「どっち」となれば将来的のEV時代を見込んでSR。年に数日だけ乗り、あとは室内で佇まいを愛でる。そんな贅沢な付き合い方をしてみたい。


画像2: 3人のライダーの好みと試乗コメント

木川田ステラ

SR400はサスペンションの柔らかさと、トルクの太さが丁度よく相まって私の好きな乗り心地でした。ハンドリングには独特のものがありますが、慣れるまでに時間が必要な感覚は、ある意味機械というより人間味があって楽しかったです。

GB350はエンジンサウンドの響きが気持ち良く、スムーズに駆け抜ける爽快感を味わえました。タンクが少し大きく重いですが、どちらかというと、個人的にはより安定感のあるGBが私の好みでした!


画像3: 3人のライダーの好みと試乗コメント

竹山ケンタ(オートバイ編集部)

GB350はスタイルもメカも洗練されていて、今の時代のバイクらしい精度の高さを感じさせる、完成度の高い「優等生」キャラ。ただ、ちょっと「デジタル的」と言うか、カドが取れていないような「硬さ」を感じてしまう。

反対に、SR400は全体的に設計が古く、バランスは取れているけれど、車体剛性は高くなくて、全体的な「ユル」さがある。個人的にはSR400のフィーリングの方が穏やかでのんびりしていて僕には合っている。

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