月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の気になる新製品をピックアップ。この記事では、ウイリーから登場したカワサキ・GPZ900R用のビレッドヘッドカバーを紹介します!

ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」

ウイリーの人気製品のひとつ、GPZ900R用“ビレッドヘッドカバー”。このほど3D削り出しでリニューアルされたが、その経緯を聞くと、「前作を発売した約20年前は2.5次元までのマシニングセンタだったけれど、今は機械もソフトも更新して習熟していますから、3Dで高強度により軽くできるんです。ニンジャファンの皆さんにもそのメリットをお届けしたくて」と、富永保光代表。

同製品はもともと熱変形に強く軽量なAP2000材を使うが、3Dで厚みを均質に削れるようになった結果、外観の美しさはもとより、同社既存品比で約半分にまで重量を落とせた、というのもトピックになっている。

「AP2000は宇宙ロケットの燃料タンクにも使われる素材で、カスタムパーツで普及する2017材と比べ100℃以上高い、少なくとも200℃までの範囲で変形しないし強度が落ちない。高価だけどエンジンパーツにぴったりの素材なんです」(同)

同品は完全受注生産品。その機能はもちろんだが、背景も含め「愛車に装着する喜び」が味わえる逸品なのだ。

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美しいカーブを描く切削痕は3Dマシニングセンタこそが表現できる部分。まさに機能美の最新進化系だろう。ミーリングされたウイリーのロゴも、カスタムファンなら垂涎の的だ。ウイリーの3Dヘッドカバーはほかに、ZRX1100用(17万6000円)もラインナップしているが、同品を装着したZRXエンジンをGPZ900Rの車体にスワップする場合は、GPZ側のタンクに当たり、加工が必要になることもあるそうだ。

画像1: ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」

裏面の削り込みも一切妥協なし。上写真・ヘッドカバーガスケットのガイド部を見れば、その薄肉ぶりも分かるだろう。なお、排ガス規制のための2次エア導入機構は採用していないから、GPZ900RでもA14以降の排ガス対応モデルでは車検非対応となるので注意が要る。

画像2: ウイリー カワサキGPZ900R用「ビレッドヘッドカバー」

SPECIFICATION

メーカーウイリー
製品名3Dビレッドヘッドカバー
対応車種GPZ900R
素材AP2000
価格18万7000円

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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