加藤ノブキさんが推す2021年現行国産車は何?
【加藤ノブキさんが選んだバイク】
第1位:ヤマハ「テネレ700」
第2位:ホンダ「グロム」
第3位:スズキ「Vストローム1050」
使い方まで感じさせる機能美こそデザイン!
バイクに乗ることはもちろん大好きですが、どうしてもデザインから入りますね。オートバイのデザインは、装飾過多ではない、シンプルで「理由のある」形がいい。どんどん積み重ねるんじゃなくて、無駄をそぎ落としていく「マイナス」のデザインがカッコいいと思うんです。
その意味で、僕がいちばん惹かれているのがテネレ700。デザイン優先のようで、きちんとラリーをイメージさせる。新しいし、他のなににも似ていない。昔の良さがあって新しい、走りの内容も思わせる、素晴らしいデザインだと思います。
次はグロム。遊びの道具として、自分が手を加えて完成する前提として素晴らしいと思います。遊びも提案、生活や使用する環境も含めてデザインしているモデルです。
あとはVストローム1050です。これもレトロを感じさせて新しい、余計なカバー類がごてごてついていないすっきりした形なのがいい。衝撃的とまではいかないけれど、洗練された、新鮮な形ですね。これもオフロードを想起させるから、どんどん泥で汚しちゃうといいですね。
ひとまず今期はテネレがダントツです。あれはヤラれたなぁ。(談)
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※この記事は月刊『オートバイ』2021年7月号の特集から一部抜粋し、再構成して掲載しています。当特集のスタッフ まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸、森 浩輔