読者投票によってその年の人気ナンバーワン現行車を決める「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」。2021年の投票を8月10日まで受け付けております! 今回お気に入りの現行車を紹介してくれるのは、イラストレーターやデザイナーと多岐にわたって活躍するクリエイター、加藤ノブキさん。バイクはデザインから入るという加藤さんが選ぶこの1年のバイクベスト3はどれだ⁉

加藤ノブキさんが推す2021年現行国産車は何?

使い方まで感じさせる機能美こそデザイン!

バイクに乗ることはもちろん大好きですが、どうしてもデザインから入りますね。オートバイのデザインは、装飾過多ではない、シンプルで「理由のある」形がいい。どんどん積み重ねるんじゃなくて、無駄をそぎ落としていく「マイナス」のデザインがカッコいいと思うんです。

その意味で、僕がいちばん惹かれているのがテネレ700。デザイン優先のようで、きちんとラリーをイメージさせる。新しいし、他のなににも似ていない。昔の良さがあって新しい、走りの内容も思わせる、素晴らしいデザインだと思います。

画像: ▲YAMAHA Ténéré700

▲YAMAHA Ténéré700

画像: ▲Honda GROM

▲Honda GROM

画像: ▲SUZUKI V-Strom1050

▲SUZUKI V-Strom1050

次はグロム。遊びの道具として、自分が手を加えて完成する前提として素晴らしいと思います。遊びも提案、生活や使用する環境も含めてデザインしているモデルです。

あとはVストローム1050です。これもレトロを感じさせて新しい、余計なカバー類がごてごてついていないすっきりした形なのがいい。衝撃的とまではいかないけれど、洗練された、新鮮な形ですね。これもオフロードを想起させるから、どんどん泥で汚しちゃうといいですね。

ひとまず今期はテネレがダントツです。あれはヤラれたなぁ。(談)

※この記事は月刊『オートバイ』2021年7月号の特集から一部抜粋し、再構成して掲載しています。当特集のスタッフ まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸、森 浩輔

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