スズキのスーパースポーツマシンのブランドネームとしておなじみの「GSX-R」。その原点は400ccモデルだった。1984年の登場と同時に高い人気を誇ったこの一台を振り返ってみたい。
スズキ「GSX-R」の特徴
栄光のGSX-Rシリーズの出発点
現在でもレースで活躍するGSX-Rだが、その原点は1984年に登場した400ccレーサーレプリカ「GSX-R」。当時鈴鹿4耐を頂点に大人気となっていた、市販車ベースのTT-F3クラスに向けたモデルだった。
レーシーなスタイル、アルミフレーム、152kgという驚くべき軽さ、そして59PSというパワフルな水冷直4エンジンによって400ccクラス最高の戦闘力を発揮。
その圧倒的なパフォーマンスに、月刊『オートバイ』の読者も虜になり、1984年の「JAPAN BIKE OF THE YEAR」では251~400ccの人気投票で1位に輝いている。
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スズキ「GSX-R」各部装備・ディテール解説
スズキ「GSX-R」主なスペック
乾燥重量 | 152kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 398cc |
最高出力 | 59PS/11000rpm |
最大トルク | 4.0㎏-m/9000rpm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-16・110/90-18 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
当時価格 | 62万9000円 |
※この記事は月刊『オートバイ』2021年7月号の特集から一部抜粋し、再構成して掲載しています。当特集のスタッフ 文:太田安治、小松信夫、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、稲田浩章、小見哲彦、小平 寛、鶴見 健、冨樫秀明、栃内隆吉、西田 格、南 孝幸、松川 忍、盛長幸夫、森 浩輔、山口真利、永元秀和(月刊オートバイ誌)、玉井 充(月刊オートバイ誌)