現在、日本で発売されているモデルでSR400なき後、スーパーカブを除いてもっとも息が長いシリーズなのがCB400スーパーフォアシリーズ。400ccという日本独自の排気量クラスの基準でありホンダの「CBスピリッツ」を具現化した世界に誇る「ニッポンのオートバイ」だ。
文:中村浩史/写真:折原弘之

ホンダ「CB400スーパーボルドール」カラーバリエーション

キャンディークロモスフィアレッド

画像1: ホンダ「CB400スーパーボルドール」カラーバリエーション

アトモスフィアブルーメタリック

画像2: ホンダ「CB400スーパーボルドール」カラーバリエーション

ダークネスブラックメタリック

画像3: ホンダ「CB400スーパーボルドール」カラーバリエーション

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  • 画像3: ホンダ「CB400SB」解説・インプレ(2021年)【現行車再検証】
    キャンディークロモスフィアレッド
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    アトモスフィアブルーメタリック
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    ダークネスブラックメタリック
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    キャンディークロモスフィアレッド
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    アトモスフィアブルーメタリック
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    ダークネスブラックメタリック
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ホンダ「CB400スーパーボル ドール」ライディングポジション・足つき性

シート高:755mm
ライダーの身長・体重:身長:178cm・体重:80kg

755mmという異例の低シート高で足つき性は抜群にいい。同じ400ccの中でもCBR400RとNinja400は785mm、YZF-R3は780mm。低いシートにありがちなひざの曲がりのきつさも少なく、誰にでも勧められるリラックスしたライディングポジションだ。

ホンダ「CB400スーパーボルドール」各部装備・ディテール解説

画像: 92年の誕生以来、細かく熟成を重ねられてきた並列4気筒エンジン。回転数に応じて作動バルブ数を2→4に切り替えるハイパーVTEC Revoを採用。バルブ切り替えタイミングも、現行Revoでは回転数だけでなく、スロットル開度もセンシングして制御している。このバルブ切り替えシステムなしでも、かなり完成度の高いエンジンで、今や400ccモデルでは唯一の4気筒モデルとなっている。

92年の誕生以来、細かく熟成を重ねられてきた並列4気筒エンジン。回転数に応じて作動バルブ数を2→4に切り替えるハイパーVTEC Revoを採用。バルブ切り替えタイミングも、現行Revoでは回転数だけでなく、スロットル開度もセンシングして制御している。このバルブ切り替えシステムなしでも、かなり完成度の高いエンジンで、今や400ccモデルでは唯一の4気筒モデルとなっている。

画像: 別体サイレンサータイプの時期もあったが、現行モデルではメガホン風デザインとした4in1マフラー。排ガス浄化のためのキャタライザー、排気ガス再燃焼システムも内蔵。

別体サイレンサータイプの時期もあったが、現行モデルではメガホン風デザインとした4in1マフラー。排ガス浄化のためのキャタライザー、排気ガス再燃焼システムも内蔵。

画像: Φ296mmローターに4ピストンキャリパー。ホイールデザインは14年モデルから3本スポーク→10本スポークに変更。フロントフォークは無段階のプリロードアジャスターを装備。

Φ296mmローターに4ピストンキャリパー。ホイールデザインは14年モデルから3本スポーク→10本スポークに変更。フロントフォークは無段階のプリロードアジャスターを装備。

画像: CB400SFシリーズ不変のアルミスイングアームと2本サスの組み合わせ。サブタンクつきリアサスはプリロードを5段階に調整可能で、マウントボルトは荷かけフックを兼ねる。

CB400SFシリーズ不変のアルミスイングアームと2本サスの組み合わせ。サブタンクつきリアサスはプリロードを5段階に調整可能で、マウントボルトは荷かけフックを兼ねる。

画像: 単なる整風だけでなく、スタイリングの重要なディテールとなっているハーフカウルは1300と共通のイメージ。角型LEDヘッドライトを装備、スクリーン高さは固定式。

単なる整風だけでなく、スタイリングの重要なディテールとなっているハーフカウルは1300と共通のイメージ。角型LEDヘッドライトを装備、スクリーン高さは固定式。

画像: デジタルメーター全盛の現在でも、アナログ2眼+液晶表示システムを維持するメーター。液晶表示はオド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費、使用ガソリン量などを表示。

デジタルメーター全盛の現在でも、アナログ2眼+液晶表示システムを維持するメーター。液晶表示はオド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費、使用ガソリン量などを表示。

画像: ハーフカウルのインナーパネルには、左右両サイドにそれぞれ小物入れを装備。右はロックなし、左はキーロック付きで、シート下にも大きな収納スペースが設けられている。

ハーフカウルのインナーパネルには、左右両サイドにそれぞれ小物入れを装備。右はロックなし、左はキーロック付きで、シート下にも大きな収納スペースが設けられている。

画像: フューエルタンクは400ccとしては異例の18L大容量。カタログデータの燃費は21.2km/Lだが、今回の試乗では最高で25km/Lを記録。フルタンク400kmを超えました。

フューエルタンクは400ccとしては異例の18L大容量。カタログデータの燃費は21.2km/Lだが、今回の試乗では最高で25km/Lを記録。フルタンク400kmを超えました。

画像: 段差のある前後一体のダブルシートは、ライダー部分の内もも部が削り込まれ、シート高755mmの数字以上に足つき性がいい。シート下には400SBのみ標準装備のETC車載器を搭載。

段差のある前後一体のダブルシートは、ライダー部分の内もも部が削り込まれ、シート高755mmの数字以上に足つき性がいい。シート下には400SBのみ標準装備のETC車載器を搭載。

画像: 外部ヘルメットホルダーに加え、逆サイドにはシート下にシートロック式のホルダーも標準装備。写真のヘルメット上の荷かけフックなどのうれしい装備もCB400SFシリーズの美点。

外部ヘルメットホルダーに加え、逆サイドにはシート下にシートロック式のホルダーも標準装備。写真のヘルメット上の荷かけフックなどのうれしい装備もCB400SFシリーズの美点。

画像: リアサスのトップボルトとグラブバー前部に荷かけフックを標準装備。グラブバーのフックはちょっと浅いけれど、テールカウルに傷をつけない配慮がスーパーフォアです。

リアサスのトップボルトとグラブバー前部に荷かけフックを標準装備。グラブバーのフックはちょっと浅いけれど、テールカウルに傷をつけない配慮がスーパーフォアです。

画像: 400SFのツーリング向け仕様としてSBを考えると、こんな姿も実によく似合う。写真はホンダが純正アクセサリーとして用意するリアキャリア+トップボックス(35L/2万900円)スタイルで、イグニッションキーで開閉操作できるワンキーシステム。他にもローシートやエンジンガードなどもアクセサリーが用意されている。

400SFのツーリング向け仕様としてSBを考えると、こんな姿も実によく似合う。写真はホンダが純正アクセサリーとして用意するリアキャリア+トップボックス(35L/2万900円)スタイルで、イグニッションキーで開閉操作できるワンキーシステム。他にもローシートやエンジンガードなどもアクセサリーが用意されている。

ホンダ「CB400スーパーボルドール」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2080×745×1160mm
ホイールベース1410mm
最低地上高130mm
シート高755mm
車両重量206kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク55.0×42.0mm
圧縮比11.3
最高出力41kW(56PS)/11000rpm
最大トルク39N・m(4.0kgf・m)/9500rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜ 5′
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/60ZR17・160/60ZR17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
キャンディークロモスフィアレッド
アトモスフィアブルーメタリック
108万4600円(消費税10%込)
ダークネスブラックメタリック104万600円(消費税10%込)

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