文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、森 浩輔
最新ミドルクラスフルカウルスポーツ比較|スタイリングチェック
ヤマハ「YZF-R7」
全長×全幅×全高:2070×705×1160mm
シート高:835mm
MT-07がベースとは思えないほど、R7のスタイルはスーパースポーツ然としたもので、まるでR6のような精悍さ。一方で、MT-07の単眼LEDヘッドライトをラムエア風ダクトの中に収めるなど、アイデアも巧み。全体にコンパクトでスリムだが、唯一気になるのは835mmという、3車中最も高いシート高。
ホンダ「CBR650R」
全長×全幅×全高:2120×750×1150mm
シート高:810mm
CBRの名にふさわしい、スポーティで押し出しのあるデザインが魅力。サイズは大柄だが、4気筒エンジンの割に車幅はスリムに仕上げられている。810mmのシート高はニンジャとR7のちょうど中間だが、小柄なライダーにはほんの少し高め。
カワサキ「ニンジャ650 / KRT EDITION」
全長×全幅×全高:2055×740×1145mm
シート高:790mm
ニンジャシリーズ共通の迫力あるデザインのフロントマスクを採用し、スポーツモデル感を上手に表現。3車中最もコンパクトなボディで、シート高も低く足つき性も上々。スポーツNKをベースとするメリットを上手く活かしたパッケージだ。
最新ミドルクラスフルカウルスポーツ比較|エンジンチェック
ヤマハ「YZF-R7」
排気量表記は689ccだが、これは測定方法の違いによるもので、688ccのMT-07と同じエンジン。トルクフルで扱いやすく、レスポンスにも優れるという、もともと評価の高かったCP2ユニット、新型ではどのようなチューニングが施されているかにも注目したい。
ホンダ「CBR650R」
4気筒ならではの気持ち良さ、上質なフィーリングといった魅力を存分に体感でき、オーナーの所有感を高めてくれるエンジン。95PSというパワースペックは、もちろん3車中トップだ。
カワサキ「ニンジャ650 / KRT EDITION」
同じ2気筒でも、270度クランクのR7に対して、こちらは180度クランク。高回転でのシャープな吹け上がりとパワー感、歯切れのいいサウンドが魅力の核となっている。