650ccクラスのミドルネイキッドは、充分なパワーと扱いやすさを兼ね備え、あらゆる層のライダーに人気を博している。その中でも「Z650」はオールマイティにオンロードを楽しめる一台だ。
まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、柴田直行、南 孝幸、森 浩輔

カワサキ「Z650」インプレ・解説

画像: Kawasaki Z650 総排気量:649cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:790mm 車両重量:189kg 税込価格:84万7000円

Kawasaki Z650

総排気量:649cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:790mm
車両重量:189kg

税込価格:84万7000円

トルクフルなエンジンとしなやかな乗り味が光る

ストリートファイター風の精悍なデザインから俊敏な走りをイメージする人も多いかもしれないが、外観の印象とは裏腹に、Z650は誰にでも優しいスタンダードスポーツ。オールマイティに楽しめる優等生モデルだ。

180度クランクを採用したエンジンはのんびり走るのも得意だが、高回転域では伸びやかなパワーも楽しめる。2020年のモデルチェンジで中域のトルクが増強されており、流しても回しても楽しい、ゆとりあるパワーフィールとなっている。

足回りは基本的にしなやかな特性で、車体ともども、しっとりとした乗り味。シート高も十分低いので足つき性はよく、ストリートで重宝するが、ツーリングユースでもその扱いやすさと取り回しのよさは大きな魅力。大型ビギナーからベテランまで、幅広い層のライダーにフィットする一台だ。

画像: カワサキ「Z650」インプレ・解説

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