ヤマハ「XSR700」2022年モデル・海外仕様の特徴
印象的なネオレトロスタイルはそのまま
ヤマハのヘリテージモデル・XSRシリーズの中でも、カジュアルで個性的なネオレトロスタイルと、心地よく軽快な走りとを両立させたミドルモデルの「XSR700」。先日、そのヨーロッパ向け2022年モデルが発売された。
「XSR700」は、270度クランクを採用、力強さとリニアなレスポンスを備え、扱いやすくコントロール性に優れた689cc水冷並列ツインエンジンや、スリムなフレームといった主要なメカニズムを、ネイキッドスポーツ・MTシリーズの中でもバランスの良いベーシックモデル「MT-07」と共用している。
その「MT-07」が2021年モデルでモデルチェンジされ、マフラーの変更やECUやFIのセッティング見直しなどによって、エンジンのフィーリングを改善すると同時に最新の排ガス規制であるユーロ5へも対応。これに合わせて2022年モデルの「XSR700」も、新型「MT-07」に準じた仕様のエンジンを採用している。ただしスペックが微妙に異なり、エキパイのヒートガードやサイレンサーの形状も違うなど、全く同一というわけではない。
それと同時に、従来モデルではペータル形状だったブレーキローターが、通常の円形のローターとなっているが、これも新型「MT-07」と同様。
ボディカラーも従来モデルと同じ「サンセットブラック」「パワーブラック」の2色が採用されている。しかし2022年モデルでは、シートの表皮やホイール色など細かな変更が行われた。
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ヤマハ「XSR700」2022年モデル・海外仕様の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2075×820×1130mm |
ホイールベース | 1405mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 186kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 74.8PS/9000rpm |
最大トルク | 6.9kgf・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.5° |
トレール | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫