2021年9月16日、カワサキが海外向けに2022年モデルの新型車「Z900 SE」を発表した。国内でも販売されているスポーツネイキッド「Z900」の上級グレードとなる。

カワサキ「Z900 SE」の特徴

フロントフォークもセッティングを変更

獰猛でアグレッシブなスタイルと、エキサイティングな走りを融合した、カワサキのネイキッドスポーツ・Zシリーズの中でも、トータルバランスに優れたモデルとして注目されている「Z900」。そのヨーロッパ向け2022年モデルで、よりレベルの高いライディングを可能にする上級モデル「Z900SE」が新たにラインナップされた。

画像: Kawasaki Z900 SE 総排気量:948cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:820mm 車両重量:212kg

Kawasaki Z900 SE

総排気量:948cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:820mm
車両重量:212kg

特徴であるスタイリング、力強く扱いやすい948cc水冷直4エンジン、スチール製トレリスフレームを中心とした車体の基本レイアウトをスタンダードな「Z900」から受け継いでいる「Z900SE」、最大の改良点はサスペンション。リアサスペンションユニットはオーリンズ製のS46に換装。高精度な造りを活かした動作性の良さとスムーズな動作を活かした専用セッティングが施されている。

画像1: カワサキ「Z900 SE」の特徴

これに合わせてΦ41mm倒立フロントフォークもセッティングが変更されて、持ち前のシャープなハンドリングがさらに高い精度で磨き上げられた。調整機構は従来の伸び側減衰力とプリロードに加え、圧側減衰も追加。フォークアウターチューブも、SEのみゴールドカラーになった。

画像2: カワサキ「Z900 SE」の特徴

同時にフロントブレーキも変更され、ブレンボ製のラジアルマウントでモノブロック構造なM4.32キャリパーを装着。同じくブレンボ製のφ300mmローター&パッドを組み合わせ、マスターシリンダーもラジアルポンプに変更。より強力なストピングパワーと優れたコントロール性を獲得した。

ボディカラーもSE専用のツートーンカラー「メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン」を採用。参考までにイギリスでの価格は1万749ポンド≒約162万9000円。スタンダードモデルは9299ポンド≒約140万9000円。その差は1450ポンド≒約21万2000円。

「Z900」から発展した「Z900RS」のSEが2021年11月に国内でも販売開始となるだけに、国内仕様の「Z900SE」登場の可能性も高そうだ。

※編集部追記 カワサキは2021年9月17日に、「Z900RS SE」の国内モデル発売時期を2022年春頃に延期することを発表、また本記事で紹介している「Z900 SE」も同時期に国内導入することを発表しました。

画像: 【参考】国内モデルの「Z900」(2022年モデル) www.autoby.jp

【参考】国内モデルの「Z900」(2022年モデル)

www.autoby.jp
画像: 【公式動画】The New 2022 Z900 SE | Dominate | Official Video www.youtube.com

【公式動画】The New 2022 Z900 SE | Dominate | Official Video

www.youtube.com

カワサキ「Z900 SE」の主なスペック

全長×全幅×全高2070×825×1115mm
ホイールベース1455mm
シート高820mm
車両重量212kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量948cc
ボア×ストローク73.4×56mm
圧縮比11.8
最高出力125PS/9500rpm
最大トルク10.1kgf・m/7700rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・Φ250mmディスク

まとめ:小松信夫

This article is a sponsored article by
''.